あらすじ
十八世紀のコルセットやレース、バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約一万点が眠る服飾美術館。ここの洋服補修士の纏子は、幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。一方、デパート店員の芳も、男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。でも二人を繫ぐ糸は遠い記憶の中にもあって……。洋服と、心の傷みに寄り添う物語。(対談・筒井直子、解説・谷崎由依)
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Posted by ブクログ
すごく刺さる話だった。
最後、亀の男があいつであるとわかった後をもう少し書いて欲しい気持ちもあったけど、この許し方というか、戦い方が纏子なんだなぁと。
纏子って良い名前。お父さんとお母さんどっちがつけたんだろう。ぴったりの名前。
Posted by ブクログ
川瀬七緒の「革命テーラー(テーラー伊三郎改題)」と服飾に関する部分に共通点あり。
8年前単行本出た時に読んでいるのに1ミリも思い出さなかった事に驚く。忘却力すごいことになってきた!
Posted by ブクログ
日常の何気ない瞬間や物の表現があたたかく、感触や視覚としてふわっと感じるのが凄く良かったです。展開はあまりにも出来すぎているように感じましたが、纏子の前の向き方がとても彼女らしく力強かったのが心に残りました。最後の千早先生と筒井さんの対談も素晴らしく、時間との向き合い方についてのお話が好きです。
Posted by ブクログ
そこで終わるのか!ってなるけどそこで終わるのが正解な感じ。とにかく言葉が綺麗だし、専門用語が出ると知識を得た気になる。ブルーピリオドのなんでも持ってるやつが美術に来るなよみたいな高木が良かった。読んでる途中で芳はなんでも似合うだろうからいいなあと思ったので……図星というか……