あらすじ
令和最強の鬼才発明家が「考える」ためのあらゆる方法を大公開! 何も出なくてうんうんうなるより、この本をパッと開いて、そのワザを使ってみてください。「逆転」「主語変え」「マナー破り」「合体」「似たもの合わせ」……いつでも使えて、おもしろいように考えが出てくる万能の「考え方」のトラのまき!
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Posted by ブクログ
アイデアを出す方法とその事例をひたすら説明した本。
松本人志の「ひとりごっつ」の「出世させよう」のコーナーを思い出した。ある素材(お題)から少しズラしながら広げた選択肢の中から「笑い」要素のあるアイデアを並べて、それらを折り重ねたり、突飛なオチにつなげたりしていく連想ゲームだ。松本のヘタウマな絵とゆるいキャラ設定の妙技が楽しめる。
話が逸れたが、アイデアの出し方については「SCAMPER」や「デ・ボノの6つの帽子」などのメソッドの他、何かと何かを足したり、引いたり、掛けたり、割ったり(分割、濃縮、圧縮、折りたたみなど)四則計算したりすれば良い。今は生成AIの助けを借りれば、上記の考え方の補助線をプロンプトに入れることで面倒くさがりさえしなければアイデアは出てくるだろう。
しかし、これが面倒なんだな。
考えることは体力が要るのだ。そこで本書や「ひとりごっつ」などを観て、「アイデアを育てる楽しさ」「アイデアを愛でる熱量」に感化されてからアイデア出の作業に取り掛かることが良いのでは、と思ってる。