あらすじ
令和最強の鬼才発明家が「考える」ためのあらゆる方法を大公開! 何も出なくてうんうんうなるより、この本をパッと開いて、そのワザを使ってみてください。「逆転」「主語変え」「マナー破り」「合体」「似たもの合わせ」……いつでも使えて、おもしろいように考えが出てくる万能の「考え方」のトラのまき!
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Posted by ブクログ
アイデアを考える時は言葉から考えてみる、言葉からイメージが広がることもあるからだ。ランダムな言葉の組み合わせから新しい発想が生まれることもある。逆を組み合わせてみるのも一つの手、言葉として逆、性質などが逆、概念が逆など様々な組み合わせ方がある。変わった方法にダジャレで言葉を組み合わせる方法もある、これは文脈に関係ない言葉を発明できて有益である。コンセプトを作る時に使える言葉というものもある、たとえば、〜コンテスト、〜全集、〜選などそれさえあれば型を作れる言葉だ、普段からそれらの言葉のアンテナを立てることはアイデアの発想に訳にたつ。
「問題を見つける方法」
半径1メートルの問題から考える。社会の多数と自分の共通項が多ければ多いほどアイデアができる。たとえばストレスから考える、ストレスを解決するアイデア、ストレスを増やさないアイデアを考える。ルールから考えるのも手、ルールを守らない人を減らすにはどうするか、守らせるためにはどうするか考える方法もやりやすい。マナーもルール同様の方法で考えられる。普段無意識に受け入れている慣習や習慣や考えは発送を広げる手がかりになる。
「問題を解決する方法」
人に負けない自分が強いジャンルの知識を絡ませて考える。非現実的なアイデアから考える。無理やり解決することを考える。自分が考えているテーマにどうやって五感を絡められるかから考える。似ているものを組み合わせることから考える「似ている性質」「似ている行動」。開きなおる。針を振り切る。身近なもので考える。
「半径1メートル」の違和感から思考を広げるのになれたら、「みんなが知っていること」をテーマにアイデアを考える。問題を解決する、違う方向を向く、裏切るという手法でいじっていく。中心人物をずらしたりする。流行、行事、伝統、フィクション、ステレオタイプなど、見る角度を変えて、その指標の、度数をいじることで新しいアイデアが生まれる。
アイデアや問題について考える時、自分から離れて考えるのではなく、自分ごととして問題を自分に引き寄せて考える。その時は、自分の好きなことに絡めて考えるとやりやすい。社会的な批判はなしで考えてみよう。マズローの5段階欲求を最大化して考えるのも一つの手である。欲求はなにかを作る時の源泉である。7つの大罪から考えるのも5つの手法、人類の欲望の源泉である。欲望から考える、逆に欲望を防ぐ方法を考える。最後にアイデアを考える方法全般に言えるのだが、チェック機能が必要、他人の目線を想像して不愉快でないか、方に接触してないか考える。
「自分の生活とかけ離れたアイデアを考える方法」
別の人や、物、無機物にまでも感情移入して考えて見る。モノを介して昔のことを思い出して考える。ネットで「困った」「不便」で調べてそこから考える。テレビで一般的な感覚を測る、受動的に多様な情報を得る。
自分の感情の機敏にこそ、自分らしさが詰まっている。何かを見て揺れ動く感情から思考を広げていくと、より自分らしい考えが生まれる。感情を言語化することによってそれを起点にしてアイデアを考えることができる。モヤモヤを言葉にすることで、自分の感情の機敏に気がつくことが出来る。感情からアイデアを考えることは自分を救うことになる。ネガティブな感情からもアイデアを考える事ができれば自分が救われる。
アイデアを出すプロセスは大喜利のプロセスと同じように、やる時は短期間で集中してやることが大切。ぼーっと考える時には頭の片隅にはテーマをおいておくべき。邪念に負けるのもよい、なにか違うことをしながら思いつくこともある。ただし、ダラダラとちゃんとは交互にメリハリをつけてやる。普段から物事を多角的に見ることがアイデアを出すコツ。
Posted by ブクログ
アイデアの出し方が紹介されているのだが、それらが非常に面白かった。
著者は役に立たない「無駄づくり」をしているのだが、まず無駄づくりからして面白い。
発明とかアイデアと言うと、役に立つものを考えなければと思うけれど、まずそこからして発想を変える必要を感じた。
ためになったし面白かった。
Posted by ブクログ
4/22
無駄の発明って実際は無駄じゃないですよね、
何それー!笑 ってみんな笑ってるけど、共感の嵐だと思います
アイデアを産む参考になりました!
Posted by ブクログ
アイディア発想本としては既出本と変わらないが、藤原麻里菜さんの味がモロに出てて、本として面白かった。買おうかどうしようかずっと悩んでたが買ってよかった。たびたび読みたい。
Posted by ブクログ
あの独特な感性の秘密を知りたくて手に取りました!
いろいろと苦労して捻り出されてるんやなぁ!
けどやっぱりあのおもしろ観点は藤原さんやからこそのものだなーと思いました。
ちょこちょこ笑えるので、気軽に楽しく読めました!
Posted by ブクログ
どうやって考えるか、アイデアをどこから持ってくるかを学べる本。各章に著者の実際のアイデアが描かれていて、それが思わずクスっと笑ってしまうぐらいくだらなくて面白い
Posted by ブクログ
考える力が弱いと思って、手に取った本。
他人と同じようだ、ありきたりでつまらないことしか考えられないと思っていたけど、アイデアはもっと柔軟で自由なものでいいのだな、と思わせてくれた。
実現可能かは端においておこう。
著者のアイデアは、皮肉から生まれるものが多いようだけれど、それをクスッと笑いに変える力が素敵だ。自分だったら、モヤモヤして終わりにしてしまうことばかりだろうな。
Posted by ブクログ
骨組みになってる内容は既存のアイデア本、元を辿れば『アイデアのつくりかた』あたりで語られてる内容とラップしてるけど、本としての構成はとっつきやすいし、具体例を交えての記述も味があって面白くて、藤原さんが書いた意味のある本だなと。
実際にテクニックとしての汎用性もありそうだし役に立つと思う。
Posted by ブクログ
思考に関する本を読みたいと思い、手に取った本。
著者の考え方がとても興味深く、面白いと感じた。またくすっと笑える記述も多く、非常に読みやすい1冊だった。
Posted by ブクログ
無駄づくり
第1章
言葉から考える
①「言葉」から考える
1 言葉を作る
2 イメージする
3 思い浮かんだイメージに「意味・役割」を加える
②単語を「合体」させる
ランダムに言葉を組み合わせることで「タイトル」をつくる
③「使い道」を考える
④「どんな?」を考える
名詞に修飾語を加えて新しいイメージをつくる
名詞に対して、「どんな?」という疑問を投げかけると、そのもののイメージがより具体的になる
cf.あぶなっかしいスマホケース、貧乏なスマホケース、やわらかいスマホケース
インターネットで修飾語の一覧をぼーっと眺めるのもヒントになる
⑤「逆」を考える
リュック→前リュック
ティッシュ→硬いティッシュ
⑥「ダジャレ」から考える
そのものの本来の性質とは関係のない文脈で新しい言葉の組み合わせを考えることができる
⑦「主語」を変えてみる
ミスコン、ミスターコン
主語のディティールを細かくしていく
cf. 美しい人→美しくご飯を食べる人コンテスト
⑧「アウトプットの言葉」を組み合わせる
アイデアを言葉から考えていくとき、まとめる言葉がたいへん重要な役割を果たす
マシーン、ウェブサイト、お祭り、コンテスト
本ー大全、全集、ハンドブック
ブログー◯選、まとめ
第2章
半径1メートルから考える
⑨「小さな問題」を意識する
⑩「ストレス」から考える
⑪「失敗」から考える
2通りの考え方
どうしたら失敗しなかったのか?
いかに失敗をフォローするか?
⑫「失敗」を開き直る
いったん常識から離れて、開き直って視点を変える
・失敗を防ぐのではなく、失敗した後にメリットをもたらすものを考える
・「失敗は起こるもの」ということを前提として、どうフォローするかを考える
⑬「ルール」から考える
⑭「ルール」を守る
・自分が守れないルールを守れるようにアイデアを考える
・ルールを守っていない人に守らせるアイデアを考える
⑮「マナー」を守る
ルールと同様、マナーからも違和感やストレスを感じやすい
⑯「マナー」を破る
ふだん無意識に受け入れている慣習は、アイデアのきっかけを与えてくれる
⑰「やっちゃだめなこと」をする
ルールやマナーに反することをあえてやってみる
ちょっとした違和感をすくって言葉にすることで、アイデアのきっかけをつかむことができる
第3章
ひねくれて考える
⑱「視点のパターン」を考える
⑲「いまある知識」で解決する
⑳「ふざけた知識」で解決する
㉑無理やり解決する
㉒五感を刺激する
㉓「似ているもの」を組み合わせる
・似ている性質をぶつけてみる
・似ている行動をぶつけてみる
㉔開き直る
㉕逆にストレスを増やす
解決と正反対のことを考えるのは、アイデアに別の意味や価値を生む
㉖針を振り切る
「些細なつらさ」をこの世の終わりくらいのレベルまで引き上げてみる
怒りをつきつめた場合、そこからどんな行動が生まれるか
㉗身近なもので考える
第4章
「みんなが知っていること」から考える
㉘「みんなが知っていること」から考える
・問題を解決する
・違う方向を向く
・裏切る
㉙「流行への感情」から考える
㉚「行事」に乗っかる
㉛「行事」の反対を向く
中心人物をずらして考える
㉜「伝統文化」をアップデートする
㉝「伝統文化」をさらにアップデートする
㉞「あるある」から考える
㉟「細部」を現実的に考える
うるさいくらい細部に疑問を抱いて考えていく
㊱「ステレオタイプ」を使う
㊲「ステレオタイプ」を逆手に取る
第5章
「自分のこと」から考える
㊳「自分のこと」から考える
㊴「好きなこと」から考える
㊵「欲」から考える
㊶「欲」を深堀りする
㊷「欲求」を最大化させる
マズローの5段階説
「生理的欲求」と「商人欲求」に注目するとアイデアを考えやすい
㊸「生理的欲求」から考える
㊹「めんどくさい」から考える
㊺「行動を変えずにいられる方法」を考える
㊻「7つの大罪」から考える
㊼「嫌な自分」を見つめる
㊽「ドロドロ」を可愛くする
㊾「巨大な欲望」から考える
㊿「欲望」に打ち勝つ
51 アイデアをチェックする
第6章
情報から考える
52 情報から考える
53 「感情移入」する
54 「思い出」から考える
55 ネットから考える
自分のアイデアのことを念頭に置きながら、他人の問題を意識的に拾っていく
56 テレビから考える
第7章
感情から考える
57 「感情のタネ」に気づく
58 「エピソード」を思い出す
考えるべきテーマに対して、それにまつわる感情を考えていくことで、思考を広げることができる
59 「微妙な感情」を記憶する
60 「無意識」を言葉にする
61 「モヤモヤ」を捕まえる
62 「怒り」の落とし所を考える
63 「嫉妬」から考える
64 「楽しい感情」に注目する
第8章
考えかたを考える
65 考えかたを考える
66 短時間で考える
67 ぼーっと考える
68 邪念に負けまくる
69 だらだらとちゃんとを交互にする
70 アイデアを一覧にする
71 つねにいろんな見方をする
59
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Posted by ブクログ
アイデアを出す方法とその事例をひたすら説明した本。
松本人志の「ひとりごっつ」の「出世させよう」のコーナーを思い出した。ある素材(お題)から少しズラしながら広げた選択肢の中から「笑い」要素のあるアイデアを並べて、それらを折り重ねたり、突飛なオチにつなげたりしていく連想ゲームだ。松本のヘタウマな絵とゆるいキャラ設定の妙技が楽しめる。
話が逸れたが、アイデアの出し方については「SCAMPER」や「デ・ボノの6つの帽子」などのメソッドの他、何かと何かを足したり、引いたり、掛けたり、割ったり(分割、濃縮、圧縮、折りたたみなど)四則計算したりすれば良い。今は生成AIの助けを借りれば、上記の考え方の補助線をプロンプトに入れることで面倒くさがりさえしなければアイデアは出てくるだろう。
しかし、これが面倒なんだな。
考えることは体力が要るのだ。そこで本書や「ひとりごっつ」などを観て、「アイデアを育てる楽しさ」「アイデアを愛でる熱量」に感化されてからアイデア出の作業に取り掛かることが良いのでは、と思ってる。
Posted by ブクログ
無駄なものをつくる「無駄づくり」というコンテンツをYouTubeを中心に始め、無駄な発明品を作り続けてきた著者が、アイデアの発想法をまとめた一冊。個人的には、今回始めて著者のことを知り、このYouTubeを知ったので、正直よくわからない。ただ、冒頭で述べているように、このような活動していく中で、早くアイディアを思い付く方法やユニークな考え方をする方法が蓄積された結果が体系づけて書かれています。文中でのシュールな挿し絵に苦笑しつつ、物語のようにアイデアの出し方をこれでもかと紹介する内容は心地よくもあります。日々アイデア出しに苦労しているかたには、こんな風に、気軽に、楽しく考えればいいのかというヒントになるでしょう。そういう意味では、これまでの発想法やアイデア抽出の本とは趣が異なります。新しい視点のアイデア本として楽しめる一冊だと思います。
▼アイディアは言葉から始まる。では、その言葉をつくるにはどうすればいいのか?名詞を組み合わせたり、「大きい」「小さい」などの形容詞、修飾語を付けて言葉の性質を変化させたりすることで、誰でも、何でも、無限に生み出すことができる。
▼毎日の中で、小さなストレスを感じることは誰にでもあるはずだ。この小さなストレスをどれだけ意識できるかが、アイディアの量に関係してくる。
▼アイディアを考えるとき、「考えている問い自体を疑う」ことから突破口が開くこともある。これはまさに壁に突き当たったときに役に立つ方法だ。この「開き直り」は、アイディアを考えるときは、つねに頭の隅に置いておきたい重要なオプションだ。どんなことでも、考えがストップしてしまったら、前提を覆すことで楽になれる。
▼考えるときに使えるアプローチ法をいくつも知っていれば、一つの問題にたいして視点をさまざまに切り替えて考えていくことができる。視点の多さは自由な発想につながり、いままでにない新しいアイディアをつかむ助けになる。
▼世の中全体が同じ方向を向いている部分に気づくと、新たな視点が開かれる。そこからアイディアを考えていくと、核心的でユーモアのあるものが生まれやすい。流行や行事などに対する自分の感情を意識したり、「反対」を考えることを癖にしてみよう。どんどん思考が広がっていくはずだ。
▼独自の視点を持つためには、自分のことを深く知ることが必要だ。自分の内奥の欲求や思考、心の揺れ動きなどを日ごろから意識することで、だんだんと自分のことがわかってきて、自分らしいアイディアの個性や方向性が見えてくる。
▼考えるという行為の動機は、だいたい根底に何かしらの欲がある。
▼心理学者のマズローによると、人間の欲求には「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5段階があるそうだが、この中でも「生理的欲求」と「承認欲求」に注目すると、アイディアを考えやすい。
▼大喜利から学べることは2つある。1つは、とにかくたくさんのアウトプットをすること。もう1つは、いつまでもダラダラと考えずに、時間を区切って短時間で終わらせること。
▼アイディアというのは自己表現でもある。まっとうなアイディアを考えることも大切ではあるが、自分だけの視点からアイディアを考える術を身につけることで、人生がちょっとだけ楽しくなる。
▼考えることは、人生を豊かにする。何にも縛られずに、いや、縛られていたとしてもその縛られている中で、最大限自由に、そして楽しく、自分の頭を使って考えることを続けていきたい。
<目次>
1 「言葉」から考えるー光速で新しいものを生み出す術
2 「半径1メートル」から考えるーモヤモヤを有効活用する術
3 ひねくれて考えるー視点をさくさく切り替える術
4 「みんなが知っていること」から考えるー一人だけ違うことをする術
5 「自分のこと」から考えるー心の叫びをかたちにする術
6 「情報」から考えるー全然考えたことのないことを思いつく術
7 「感情」から考えるー自分らしさを全開にする術
8 「考え方」を考えるー思考モードに入る術
Posted by ブクログ
YouTubeなどで様々なアイデアの無駄づくりを発信している発明家が書いた著書です。
いろんな視点から考える方法を詰め込んだ内容になっています。
本の内容をすべて詰め込むのではなく、何か思考で行き詰ったときの辞書替わりにページをパラパラめくってヒントを得る使い方がよいと思います。