【感想・ネタバレ】歯噛みする門左衛門 元禄八犬伝三のレビュー

あらすじ

若い男女の心中に遭遇した小悪党の網乾左母二郎。数日後、事件をなぞった世話狂言が道頓堀で上演された。いくらなんでも早すぎる! 左母二郎は芝居のタネを先取りされて激怒する狂言作者・近松門左衛門とともに事態の裏を探りはじめたが、思いもよらない陰謀が明らかに…(表題作)。他、怪盗鴎尻の並四郎が盗み出した眠り猫の額と大工の娘、迷い込んだ白猫が起こす騒動を描く書き下ろし1編を収録。

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Posted by ブクログ

門左衛門って、近松門左衛門か!
今回も、何人もの新キャラ登場で、みんなそれぞれに魅力的。
左母二郎の「さもしい浪人」っぷりは今回も炸裂で大笑い。
(いや、被害を受ける人たちにとっては笑い事じゃないんだけど)
船虫姐さんが猫好きとは意外に可愛い。
並四郎の技は、本当に素晴しい。真面目にやれば一旗あげられそうなのにねぇ。
江戸もきな臭い気配が漂っているし、今後が楽しみ。
伏姫の登場はいつになるのか。
どこにどんな形で潜伏しているのか、わくわくする。

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2021年08月29日

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