あらすじ
7年付き合った彼氏に、置手紙一つでふられたピアノ教師の佑真(ゆうま)。自暴自棄になり行きずりの男と身体を重ねた翌朝、母親が怪我をしたという報せが入る。慌てて実家に帰ると、そこには見知らぬ男・伊吹(いぶき)が!! 偶然町で出会った母を気にかけてくれていたという彼は、なんとピアノ教室の生徒・舞花(まいか)の父親だった!! 介護士をしながら、男手一つで娘を育てているらしい。数奇な巡りあわせに、佑真は伊吹のことを少しずつ意識するようになって…!?
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舞花ちゃんは聡い子…
子供らしいところもあってそこが可愛いのだけど
周りを良く見ててパパの事を考えてる
所々に散りばめられている何か理由がありそうな感じ
引き込まれる
見多先生の作品は、「好みじゃなかと」を読んではまり、こちらも作者買い。見多先生の描くキャラクターは、穏やかで緩やかな人に見えて、芯の強いキャラクターが魅力的です。この作品の主人公も正にそうです。
BL漫画で初めて泣きました。
いい!
シリアスな話は得意じゃなくて、普段は避けているのですが、なぜか気になって購入しました。途中で話の先が読めてしまうことがよくあるけれど、これはまだちょっと掴めない。続きが気になります。
二人の出会いがあまりにも非現実的でしたが、それ以上にストーリーが良く引き込まれて行きました。
お互いを意識し始めたところからキュンが止まらなかったです。
泣けます
上下巻読みました。
はじめは少しずつ打ち解けていく過程が描かれていますが、全く退屈することなく読めました。むしろ急激に事が進まないところが自然で、リアリティがあると思いました。
そして、下巻ではもう感情がバシバシ伝わってきて、かなり入り込んで読んじゃいました。
最後は号泣。。笑
これは映画化してほしいぐらい良いお話しでした。
胸が痛い
男女の関係でもこんな事はあり得る。けれど、同性同士は世間も法律も冷たい。家族して一緒にいる事が、ましてや子供を育てる事がどういう事かを考えさせられる。衝撃な展開で上巻が終わったので、タイトルの意味や、プロローグの笑顔を救いに下巻を読みたい。
レビューすごく良かったので、購入して読みました!
上巻の終わりがすごく気になるところで終わったので、下巻がどうなるのか楽しみです!
パパとお父さんがいるってなったとき、ハッとしました、、、
Posted by ブクログ
上、下 通して。
最高だった。抱えているもの、考えていること、みんな各々の正しさを模索しながら生きてるんだなぁって。
いびつな歯車だって、嵌って上手く回ることができればそれでいい。見た目の美しさや回る方向だとかに難癖つける必要なんてない。
不器用でまっすぐな人達は、どうしようもなく愛おしかった。
やっぱり最高
毎度素敵な作品を読ませていただいてますが、今回もすごくすごく良かったです。
大人の男性の色気にキュンキュンし、女性陣の逞しさに尊敬しました。
血の繋がりなんて関係なくどちらも温かい家族で、いたるところで涙しました。
それにしても本当にこの方の描く大人の男性は素敵です。
是非上下巻読んで下さい!
初読みの作者さんでしたが、他の方の評価を見て購入してみました。
複雑な家庭環境をそれぞれ背景に抱えて、それぞれ支え合って幸せになっていくお話なのかな。
私の今まで読んだ本だと、「ここでどかっと関係がすすんで、くっくいて終わるよね?!」なのですが、抱えているものを丁寧に最後まで描かれた作品だと思います。
みんな幸せになるから。当たり前ですが下巻も是非!
めちゃくちゃ良かった!
シングルマザーに育てられた佑真と、シングルファーザーとして子供を育てている伊吹のお話。佑真は最初からゲイと分かったけど、パパではある物の何となく違和感があった伊吹。下巻のネタバレになるので詳しくは書けないですが、ただのBLじゃないんです。この2人を繋げる舞花ちゃんも良い!めちゃくちゃ泣けます。。
名作‼️
上下巻で読み応え十分な作品です。簡単に説明できない関係性など設定の奥深さ、主役二人だけでなく舞花ちゃんやお母様も魅力的で一気読みしてしまいました。とても温かい名作、お薦めです。
Posted by ブクログ
キャラのビジュアルがいいし、隅々まできちんと描かれていて好みの作家さんです。
介護職員のシングルファザー×7年付き合っていた相手に振られたばかりのピアノ講師。
互いに言えない事情を抱えている訳あり同士です。
打ち明けるのを躊躇するようなあれこれに思い悩みつつも、佑真も伊吹も投げやりになることなく、優しさを持って前向きに生きている姿が清々しかったです。
佑真と伊吹が知り合ったきっかけは佑真の母親のケガで、伊吹の親切心が佑真の誤解を生んで大騒動になってしまうという…(笑)
そんな描写だけ見ると、穏やかで優しい家族たちの風景が微笑ましくて、今は佑真の片想いだけど舞花ちゃんのおかげでくっついて4人家族になって幸せになるんだろうなと想像がひろがったり…
どちらかというとBLよりは、家族の絆というテーマの方が大きかったです。
佑真と伊吹がくっつくのにも、母親や舞花ちゃんの言動や影響がすごくあって、むしろ形にとらわれない愛の物語みたいな展開でした。
ここまでのストーリーでは、ちょっと私的萌えとの温度差がありました…エロ目線で読んでいると、なんだか舞花ちゃんたちに大変申し訳なくなってしまい…汗
佑真の母親も舞花ちゃんも、二人のことをとてもよくわかっていてすべてを受け入れているのが伝わってきます。その上で、佑真や伊吹に幸せになってほしいと心から願っているのもすごく伝わってきますよね。
この描き方が社会的というか、とても大きなテーマを突きつけているというか、心を揺さぶられるものがありました。
恋愛は自由だけど、その先は自分たちだけの問題じゃないと佑真も伊吹も考えているんだろうなとしみじみしました。