あらすじ
「食品ロス問題」の専門家が教える、
SDGS時代の必携暮らし読本。
捨てない幸せ、使い切る満足。
食も暮らしも生き方も。
“新しいスタンダード"にすっきりシフト。
第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門
Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞の著者!
あなたのまわりはまだ食べられる、もっと使えるものであふれている!
食べ物もモノも限りある資源。
再利用したり、リメイクしたり、長持ちするように工夫することで、
そこに新たな命が宿ります。
□「賞味期限」はおいしさの目安
□冷蔵庫にあるもので調理する「おうちサルベージ」
□“あぶること"“寝かせること"でおいしくなるもの
□ごみ処理機には助成金も。生ごみは乾燥させて捨てる
□ペットボトル水は賞味期限切れでもOK。品質ではなく内容量の問題
□切り方ひとつで野菜の無駄が減る
□調味料を上手に使い切るコツ
□野菜を長持ちさせるなら「超カンタン乾物」
□「残りそうならこれに使う」のお決まりを用意
□マンション住まいでもできる「コンポスト(堆肥化)」
□シーツも本も。修理・修繕で「またあたらしいいのち」
□Gパンをスカートに。「アップサイクル術」
□日本の伝統「金継ぎ」で器がよみがえる
□人も野菜も規格外……
すがすがしく生きるヒントにあふれた一冊です
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
たくさんの人に読んで欲しい。SDGsがちょっと気になる!くらいの人にも、分かりやすく自分に出来ることを教えてくれる。読んだら気持ちがすっきりした。
気になる言葉のメモでノートが4ページ埋まるくらい面白かった本。そして今年いちばん良かった本。
Posted by ブクログ
日本ってすごいですよね。
お客様第一。
平等主義。
それ故、お店には品切れしないように大量に品物が山積みされている。全部売り切るのは難しいのに。
東北の震災のとき、メーカーが違うだけで人数分ないからと配れず、廃棄した話は悲しすぎます。
でも、メーカー違いで文句を言う人はほんの一部だよ。
その人のために、他のいい人?に不利益を負わせるの?
と思いつつも、実際に私が配る側だったら、と思うとどう行動できたか自信はありません。
寛容な社会になればいいのに、と願います。
Posted by ブクログ
食品ロスジャーナリストによる食品ロスの現状とそれに対する世界的な風潮と具体的なコツ
情報量は多く、端的にまとまっている。
食品ロスは単語は知っている程度であったが、
そのどうしようもない問題、
そしてそれでも少しでも自分ができそうなことが書かれていてとても参考になった。
あるものを活かし切る
人も野菜も規格外、
つくる人が見えないなど、考え方も素敵。
ブックガイドがまた…読みたい本が増えました。
Posted by ブクログ
個人的には「あるものでまかなう暮らし」という章が印象に残りました。地産地消のリサイクルペーパーを初めて知り、興味があります。
あと、紹介されている「ハチドリのひとしずく」という作品は読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
家にあるものでご飯作ったり、
野菜は皮まで食べたり、
職人さんから購入したり、
食品ロスを減らす活動に興味を持ったり など
できることから始めようと思いました。
Posted by ブクログ
あるものでまかなう生活を送るためのコツは付録的な扱い(Tips)で、どちらかというと日本と海外の食品ロスに対する向き合い方の違いの説明がメインでした。読み物としては勉強になりますが、前者の情報を求めるなら他をあたってもいいかもしれません。
この本を読んで、とりあえず生ゴミを外で干してから捨てるようになりました。確かにゴミが減る!週末の買い出しに向けて冷蔵庫のものを使い切ることも意識しています。こういう生活の工夫を見つけていくのは楽しいですね。
Posted by ブクログ
ないものはないから、あるものに目を向ける。
使い切ったら、必要な分だけ買う。
資源もお金も時間も有限で、欲しいと思ったものをすべて買うお金はない。私も含め、コロナ禍で自分の生活を見直したり、考え方を変えた人は少なくないと思われる。実際、買い物に行く回数が減り、食品ロスが減った人がいるらしい。
著者の考えや経験談だけでなく、稲垣えみ子さんや捨てないパン屋さんの店主さんなどいろんな方の考えを知ることができ学びが多かった。
Posted by ブクログ
あるものでまかなう生活と書いてましたが
主に食ロスメインの本でした。
現在食品系の会社で働いているので
賞味期限の話など今の仕事で役立つ話も
多かったので良かったです。
食料品売り場の中のお店で働いているので
食ロス問題は毎日感じています。
ゴミ袋に入った食品をみると心が痛いです。
少しでも、捨てられる食品が少なくなるように
自分でできることをちょっとずつできたらなと
おもいます。
紹介されている本がけっこう面白そうなので
そちらも読みたいと思いました^ ^
Posted by ブクログ
参考にしたいライフスタイルをメモしました!
余分な物を持たない、気取らない
見栄えではなく実質を重んじる暮らし方を心がける
流通ではなく、直接職人から物を買う
海苔、ごま、ごま油は炙るとおいしくなる
歩いて行ける範囲で暮らす
野菜の皮や芯はベジブロスにする
生ごみは処理機かコンポストへ
ダイエットと同じでごみも量り続けると減る
スーパーでは肉・魚からみて廻ると無駄が減る
野菜は干すことで寿命が延びる
風呂敷は色々使える
ハンカチでマスクを作る
自然に優しいハチドリ電力を選ぶ
Posted by ブクログ
あるものでまかなう生活
著:井出 留美
どうあがいてもないものはないと悟れば、人は「あるもの」に目を向けざるを得ない。新型コロナウイルス感染症の拡大により、そんな状況が世界中に訪れた。
家にあるものを使って料理する人、食材を大切にする人が増え、その結果、イギリスやイタリア、オーストラリアでは、2019年に比べて家庭で食品を捨てなくなったことがデータから読み取れる。日本でも調査の結果、家庭で食べ物を捨てる量が減った人が20%と、食品ロスが若干減る傾向がみられる。
「あるものでまかなう」は、コロナ時代の新たなスタンダードとなる生き方である。それは、眠っていた古いものに新たな命を吹き込み、創意工夫を生み出し、暮らしを楽しむ要である。構成は以下の4章から成る。
①「あるのにつくる・売る・買う」のはなぜ?
②これからは「あるものでまかなう」食
③これからは「あるものでまかなう」暮らし
④あるものでまかなう生き方・働き方
わかっちゃいるけど、やめられない・しょうがないで当たり前のように目の前に湧き出る色々な恩恵に対してあたかも無尽蔵に使えるものとして、多くを買い、多くを捨てるような無駄のある生活を送ってきた。
コロナがその価値観をがらりと変え、出来ないではなく、やらなければ生きてはいけないレベルまでに色々な不便が常識となった。そしてそれも一段落して、また安堵し、コロナ前のそれにもどりつつある私たち。
何がいいのかはもちろんわからない。将来のために、地球のために、後世のためにと思えば、無駄は省くべきでもある。ところがその無駄を生み出すサイクルで経済が回っており、それに恩恵を受けている人もいる。一概にどれが得であり、どれが損であるとはいいがたく、どれかを変えれば、どこかで新たな歪が発生するのも事実。
だからと言ってその歪に対して国や政府が保証なりセーフティーネットを張り巡らせるのもおかしい。
自己責任と自分の考えで行動し、リスクも何もかも受け入れながら生活するスタイルを少しずつでも身に付けていかなければならない。
ライフスタイルが激変するのはこれが始まりに過ぎないと肝に銘じて生きていきたい。
Posted by ブクログ
物の話かと思ったら、食がメイン。
データも一緒に載っていたり、改めて食と向き合うことに考えをもってきてくれた。他の書籍も紹介してくださっていて繋がっていくのがよかった。
Posted by ブクログ
はじめ、数字やカタカナ、ビジネス用語が多くでてきて、読みにくく読みきれるか不安になった。
だんだん身近な内容に感じられ、読み進みられた。多分はじめの方で挫折する人多いと思う。
今あるすぐそこの手近なものを再利用する技術的な本ではなかった。社会や会社、団体などの大きな取り組みが目立った気かする。本や映画言葉の引用が多く、次に繋がる本だと思った。
以下ライブ感想文
ベジブロス 野菜だし 玉ねぎの皮や野菜の硬い部分をためて、煮込む。いい出汁になる。
ケチャップは旨味を濃縮した調味料。味噌汁や炊き込みご飯に入れると美味くなる
調味料 五香粉ごこうふん 中華料理のスパイス本格的な香りになるなるらしい
気になったもの
本
成長の限界 ドネラ.メドウズ
ドーナツ経済学が世界を救う ケイト.ラワース
きのう何食べた?
冷蔵庫で食品を腐らす日本人 魚柄仁之助
冷蔵庫で食品を腐らせない日本人 魚柄仁之助
媚びない人生 ジョン・キム
映画
医やす者として いやすものとして
もったいないキッチン
ハニーランド 永遠の谷
ドラマ
きのう何食べた?
Posted by ブクログ
食品を大事にしよう、リサイクルを進めよう、ということで、やれてないことや、知らないことも中にはあるけど、話としてはたいして面白くない。今までこういう情報に接したことがない人の最初の一冊にはよいかも。
Posted by ブクログ
『サステナブル・フード革命』(アマンダ・リトル)がキッカケで読む事になった『あるものでまかなう生活』(井出留美)。
【アメリカの一部スーパーマーケットで捨てられる大量の食品内容】を読んだ時に「まだ食べれるのになぁ…」とまず思い、
「自身の生活で工夫できる事があるとすれば何か?」という事を探そうと思ったためです。
そう思って手に取れば何と以前読んだ『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』の著者さんでビックリしました。
冷蔵庫の中でキュウリを腐らせ白いブニュブニュ状態にしたり、
長期間キャベツを入れておいたが故に調理後も布巾生乾きのような匂いを放つ状態にさせた事がある身としては、
まぁ人の事言えない。
賞味期限について、「〇〇という商品の場合、実はこういう事を言ってるんですよ!」という事を本書では言ってくれているのですが、
長期間置けても冷蔵庫保管食に関しちゃトラウマの域なので、
「目の前にあるものを使えるところまで使う!」という目線で読み進めた結果、以下3点の目標を得ました。
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❶玉ねぎの皮で出汁を取るというベジブロスを行う
❷買う前に冷蔵庫チェック
❸料理する時、冷蔵庫の中にあるもので作る事を心掛ける
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あとは、本書における紹介本や気になるワード【ゼロウェイスト、ヒュッゲ】の関連書を読んでいく事ですかね。
それと………
皮だけじゃなくて中身も大量消費する必要があるくらい今は家に玉ねぎがあります…………。
家に住む者同士の情報共有を怠るとこのような事が起きます………。
Posted by ブクログ
「あるのにつくる 売る 買う」のはどうして?
これからは あるものでまかなう暮らしを
たまごの賞味期限は 真夏に生で食べる前提
10度以下で保存していれば 産卵から2ヶ月近く(57日)も生で食べられる。(!何と!)
サルベージパーティをする 家で眠っている食材救出
(週に一度 サルベージパーティの日と言うと楽しくていいかな)
ベジブロス 玉ねぎの皮など冷凍しておく
ペットボトル水は賞味期限切れでもok 内容量が蒸発して計量法に引っかからないことを担保できる日が期限なので、品質劣化の日ではない。
ナスのへた取り 斜めに包丁を入れる
キウイ ニュージーランドの人は皮ごと食べる
ケチャップは出汁になる
ナンプラー+胡麻油+スイートチリソース=ナムルの素
バナナの葉などのリサイクルペーパーを使う
カーネーションのペーパーなどもあるらしい。
風呂敷が便利 エコバックにも
竹の皮で包むお弁当
障子紙 冷蔵庫の中の下敷きに
おすすめ本
『限りなく少なく豊かに生きる ドミニック.ローホー』
Posted by ブクログ
食品メーカーに勤めていた著者が食品ロス問題研究家になったきっかけは、東日本大震災。
これのきっかけがすごく衝撃的でした。
ある避難所で「平等配布ができないから…」ということから数の足りない食品や缶詰などがほったらかしにされてしまっていたという話。
こんな事態でそこにこだわる!?
いやいや…それっておかしいでしょ?
誰も「それおかしいよ」って言えなかったっていうのも驚き!
って思ったけど、実はこのおかしさは今の日本の縮図。
クレームが怖いから
文句を言われたくないから的な理由で
作りすぎたり、賞味期限、消費期限の数か月前に廃棄するという謎ルールがあったり…
「お買い物は投票」
まず私たちにできることは
買ったものを無駄なく食べきること
お買い物はそのお店を支えることだと考える
ゴミを少なくする
最後まで使い切る
当たり前のように思うんだけど…
実はそれってできてなかったりするんだよね…
できることからスタートしよう~
そう思った一冊。
Posted by ブクログ
「モノ」ではなくフードロスについての「あるものでまかなう生活」について。
自分自身が長く飲食業にいたのでこれは分かる。
そして世界は色々新しい取り組みをしているんだなと感じる。
我が家の近所でも余っている食べ物を何某かの施設に寄付するシステムあるもんなぁ。
実家は貰いものが多い家で結構困ってたみたいだけどこのシステムができてから我が家に色々送ってこなくなったし(笑)
そして我が事を顧みるとできてないことも多いよなぁと。。。
家でのフードロスもなくしていきたいところ。
どこで買い物するかも含めて見直したい。
Posted by ブクログ
少ないもので暮らしている方のブログなどが大好きなので、読んでみた。
環境のために、今あるもので「我慢する」のではなく、「工夫して楽しむ」ことができる。
「歩いていける範囲で暮らす」というの、とてもいいなと思った。
備蓄の食糧をしまい込まず普段から使っていくという、ローリングストック法も、ぜひ真似したい。カンパンとかだけ用意しておいて賞味期限が切れてしまうより、安心だし無駄がない良い方法。
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ドネラ・メドウズ博士
「世界環境に量的限界があり、行き過ぎた成長は悲劇的な結末をもたらす。成長を目的にするのは愚かなこと」
視点をちょっと変えると、自分の周囲に「あるもの」が溢れていることに気づき、感謝の気持ちが生まれてくるでしょう。
今あるものに感謝できると、心が健康でいられます。
貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ
「必要な量だけ」で心身が楽になる
適量のお金を稼いで、必要な量だけを買う。そうすることで心身がラクになり、すがすがしくなります。
食材をわざわざ買いに出かけるのではなく、家にあるもので何が作れるかを考えて料理する。
・頭の体操になる
・食費が減って貯蓄が増える
・スペースが生まれて管理がしやすくなり、掃除がしやすくなる
・鮮度の良いものを食べて健康になる
・ゴミが減る
・捨てる罪悪感が消えて自信が生まれる
冷蔵庫をすっきりさせると、気持ちもスッキリする
デンマーク語の「ヒュッゲ」
見栄ではなく、実質を重んじる暮らし方や生き方
余分なものを持たない、気取らない姿勢などを指す言葉
職人から物を買え への回帰
ハムはハム屋さん、パンはパン屋さん
そこには旬やレシピを教えてくれるお店の人の存在があった
あぶることで美味しくなるもの
お茶の賞味期限は六ヶ月に設定されていることが多いが、焙じれば香りの良いほうじ茶になる
寝かせることで美味しくなるものもある
例えばツナ缶は賞味期限切れのほうがおいしい
歩いていける範囲で暮らす
稲垣えみ子さん
近所にもおいしいものは売っている
近所のお茶屋さんで、どれがいいでしょうかと尋ねたところ、ご自宅だったらこれが充分美味しいと思いますと、一番安い海苔を進めてくれた(それでもスーパーの倍以上の値段)
でも、それがとてもおいしかった
おいしいものは、量をそんなに食べなくても満足する
結局は全体の支出はそう変わらずに、大変おいしい海苔が食べられる
しかもお店の方がオススメしてくれたものを食べると、感謝とか、目利きに対する尊敬の念みたいな、そういうおまけがついてきて、食べるたびにそこはかとない豊かな気持ちになれる
これをお得と言うんじゃないかな
ポイント貯めるな、人ためろ
あるものでなんとかしようと思うと、楽しい工夫が生まれる
もったいないメニュー
世界的に名の知られているシェフほど、謙虚で、あるものを無駄にしないという姿勢がある
自分たちが食べていける範囲の仕事のやり方ってあるんじゃないか。
自分の都合ではなく、自然の都合に合わせる
ベジフロス
玉ねぎの皮や、野菜の硬い部分などは、密閉できる袋に入れて冷凍しておく。
だいぶたまったら、煮込んでベジフロス(野菜ダシ)にする
これを使ったリゾットはとてもおいしい
残りそうならこれに使うのお決まりを用意する
スムージーに残った野菜や果物を入れる
細かく刻んでお弁当の卵焼きの後にする、餃子の具に入れる
ローリングストック法
備蓄食品は食べて買い足す
賞味期限が1年位の備蓄食品を、家族の人数分× 3日から7日分食品庫に入れておき、月に何度か普段の食事で使っていく
カレーなどのレトルト食品、パックご飯、アルファ化米、パスタや蕎麦などの乾麺、切り餅、缶詰、常温保存の野菜ジュースなど
これを、昼食や、雨で買い物に行けない時、忙しい時に使っていく
しまい込まないことで賞味期限や在庫数を把握しやすい
非常食でしか食べないようなものではなく、日頃食べているものなので、定期的に食べて在庫が循環していく
うっかり食べ忘れてだめにすることがなく、心の安定にもつながる
毎月、決まった日を備蓄を使った夕食の日とするのも良い
手持ちのもので自作すればストレスなし
マスクがない時は、動画サイトで布製マスクの作り方を調べたり
何かを買おうと思ったら、まずは 「〇〇 作り方」で検索してみる
伝える立場の人間は、自社の利益にとらわれず、肚の底からこれこそ社会に伝えるべきだと信じることを発信すべき
それが結果的に、会社にも社会にも自分にとってもよい、三方よしになる