【感想・ネタバレ】戦争と平和6のレビュー

あらすじ

モスクワからおびき出したナポレオン軍を迎え撃つパルチザン戦で、勇み突撃するペーチャ。そして敗走を重ねたフランス軍は、ついにロシアの地から一掃される。捕虜から解放されたピエールとナターシャの、再会したニコライとマリヤの、そして祖国ロシアの行く末は…。「試練の時を生き延びた主人公の内には、死んでいった複数の者たちの精神世界がそのまま息づいていて、彼とともに変わりゆく世界をみているかのようです」(訳者)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ロシアの大地に生きる「民」の姿と価値、重要性をトルストイは『戦争と平和』で描いたのではないか。しかし、それはロシアだけのものではなく、日本のものでもある。いや、国籍など問わない、世界共通の価値だろう。

それにしても、エピローグ第2編の歴史学への言及やのちの「数言」は、これ以上の蛇足を他書に感じたことはなかった。小説部分のニコールシカで終わる結末ももう少しなんとかならなかったのか、という想いもある。以上が本作への2つの不満である。あとは優勝だ。

〈メモ〉
4-3-11 ペーチャの戦死
4-3-14 プラトンの無実の爺さんの話し。プラトンの銃殺
4-4-14 モスクワの復興、ラストプチンのビラまで!
E-1-7 ロストフの農場経営の真髄
E-1-8 ロストフがマリヤの影響で暴力を振るわないように努力する

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2025年05月30日

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