あらすじ
息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめ
り込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男達を陰で操る一人の女
の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのか――。息をするように罪を重ねる女と、最
愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。
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Posted by ブクログ
この作品は、もう読み進めたくないと思いつつも、ページをめくる手が止まらない、、そんな本でした。
ど畜生野郎が女子高生や少年に寄ってたかって、強姦している描写は酷くて読むのが苦痛だった。犯人たちの中には妻子持ちの男がいて絶句した。しかもそいつ子供は被害者と同じ女子高生。娘と同年代の女子を標的に罪を犯していて、衝撃を受けた。
また、残虐なシーンが克明に描写されており、終始読むのが辛いかった。特に遺体の状態を詳細に説明する描写は読んでてきついと感じた。読むだけでこんなに痛々しさを感じたのは初めてだった。
最後、主人公とあの女が対峙したラストシーンは緊張感マックスで、ハラハラしっぱなしだった。2025年のベスト本かもしれない。続編のシリーズ全部読破しよう。
女が持っているスーツケースに死体となって入っているのが、主人公の娘なのか、それとも近所で仲良くしていた女の子なのか、、どちらにしても最悪で、あの絶望感は味わいたくない。しかも、主人公は娘よりも、近所の女の子の身を心配していたことが露呈して、これも嫌な感じだったなー。
最後に一個、、主人公へ
近所の女の子じゃなくて、娘にもっと寄り添ってあげろよ。君の人生を狂わせたのは真犯人の女で、あいつが100%悪い、それはわかる。でも、もっと自分の娘をみてあげてよ。近所の子とディズニー行くくらいなら、娘と行けよ……
櫛木先生のホーンテッド・キャンパスシリーズが大好きなので、気になって読んでしまいました。怖かった!
浦杉さんは勘も良く記憶力もバツグンで優秀な刑事なのに、真千代が遥かに上を行き、最後は絶望。
浦杉さんにとって地獄でも、架乃ちゃんと奥さんを幸せにしてあげて欲しい。あと真千代の方針変更については、最初からそうして欲しかった。
苦手な種類の話なのに続きが気になって一気読みしてしまいました。やっぱり櫛木先生の文は読ませます。
Posted by ブクログ
グロくて怖いのに読む手が止まらない…!!警察モノに苦手意識あったけど、視点が切り替わるのでとても読みやすかった。あと心理描写がとても上手いし伏線回収も見事。
過去の自分を殺すために、浦杉を捜査官から引きずり下ろすために、罪のない少年少女たちを標的にした浜真千代は許せないけど、過去回想を見ると正直同情せざるを得ない部分もある。性的虐待を受けると、たとえ体は無事でも心は壊れてしまう。おそらく泣き寝入りしたり自殺したりする人間が多い中、復讐のため強かに生き続けてきた浜真千代はかっこいいし思わず尊敬してしまう。
架乃と亜結と息子を殺した犯人を天秤にかけさせられる最後のシーンは絶望的すぎてもうやめてあげてよぉ!ってなったけど、個人的には良い結末だったと思う。
Posted by ブクログ
大抵残酷な描写を表現する時は、見るも無惨な姿などといった言い回しがされるが、そこを細かく書かれていて非常によかった。本を読んでいて初めてグロすぎて目を背けたくなった。グロ好きとしてはすごくよかったです
また、ジョジョの奇妙な冒険の吉良吉影や、方舟という小説に出てくるあの人のような色んな意味で強いキャラクターが大好きなので、浜真千代というキャラもキャラクターとしてはすごく好きだった
Posted by ブクログ
この作品は、私が初めて読んだ櫛木理宇さん作品。
シリーズ最新作を読む前に、おさらいのため再読。
再読なのに、またも号泣してしまった。
幼い男児の母なので、我が子がこんな目に遭ったらと考えると、気が狂いそうになる。
浦杉の「なぜすぐ絞め殺してくれなかった」が痛いほど分かる。
初めてこの本を読んだ後、夜中に悪夢で飛び起きたことがあった。
多分トラウマ。
それなのに、なぜかそのまま櫛木理宇さんにハマるという…。
2作目、3作目では拷問を受け、殺される対象が胸くそ野郎どもなので、読後に爽快感すら感じてしまった。
浜真千代がダークヒーローのように思えた。
だけど、今作での真千代の犯行を考えると、決して好きにはなれない。
確かに、彼女の受けてきた虐待は酷過ぎた。でも、それが何の罪もない子どもたちを嬲り殺す理由にはならない。
特に最後に殺されたあの子。
「殺してよかった」?
有終の美を飾るのにふさわしい子だった?
なんという身勝手さ。
再読して気付いた。
やっぱり浜真千代はダークヒーローなんかじゃない。ただの快楽殺人鬼。
「人格と犯行スタイルを変える」と自分で決めたからの2作目、3作目に繋がる。
胸くそだけど、再読して良かった。
Posted by ブクログ
『殺人依存症』は、序盤から拷問シーンが描かれ、事件も少年少女を狙った強姦殺人というあまりにも救いのない内容で始まる。読んでいて胸がざわつく描写が多く、全体を通して重苦しい雰囲気が続く作品だった。
主人公の浦杉は過去に息子を亡くし、その喪失感を抱えたまま事件に向き合っていくが、最終的には全てを失い、犯人の女に完全に振り回されて終わる展開となる。この結末は後味が悪い一方で、逆にここから続くシリーズがどう収束していくのか非常に気になる。浦杉がどう立ち直るのか、あるいはさらに深みに落ちていくのか、続きが読みたくなる終わり方だった。
ただ、題材が重い一方で物語のテンポは良く、読みやすさはあったと思う。残酷な要素が多いのにダレることがなく、最後まで一気に読み進められた。
救いのない作品ではあるが、続編への期待を持たせる力のある一冊だった。このままシリーズを追っていきたい。
Posted by ブクログ
拷問から読み始めてしまったので人物相関図ものすごく埋まってイッキに読んでしまったけれど精神的グロが強すぎてものすごく読みながら顔が歪む。
けどページめくるの止まらなかった。
亜結ちゃんにはかなりショックを受けた。
真千代と架乃の今後が気になりすぎる。
Posted by ブクログ
新作である4作目のみ読み、衝撃を受けたため、1作目からきちんとシリーズで読むと決めた。
4作目を読み終えたこともあり、覚悟はしていたものの、やはり残酷でしかない。もうこれ以上地獄が続かないでくれと願いながらもページを捲り続け、早く読み終わりたいような、なかなか味わうことのない感覚。
女を自分の欲求を満たすための道具としか見ておらず、むしろ誇っているかのように生きる男たち。世の中の誰にも相手にされない、という者だけではなく、妻子を持つ者も、人を救う職業に就いている者もいるけれど、そいつらが普通に街を歩いていると考えるだけで本当に気持ち悪い。それ以外の言葉がない。
幼い頃に虐待を受けた子は、どうすれば救われるのだろうか。負の連鎖は必ず起きてしまうのだろうか。直接復讐を試みる者も、他の弱者を攻撃することで世の中に復讐する者もいる。
虐待をする奴らが悪い。そんなことは大前提として、だからといって無関係の他人を傷つけることは絶対にしてはいけない。だが、虐待を受けた者たちはどうすれば救われるのか、私には答えが全くわからない。
現実においても、犯罪者の生い立ちや家庭環境から、一人の被害者として同情されるような記事を目にすることがあるが、それを犯罪の動機とするなんて許されない。
正直最後まで救われない気持ちで終わった。人間が一番怖い。何も恐れていない人間など、人ではない。