あらすじ
息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめ
り込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男達を陰で操る一人の女
の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのか――。息をするように罪を重ねる女と、最
愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。
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Posted by ブクログ
想像していたストーリーを覆される話だった。
てっきり殺人依存性のサイコパスが事件を起こしていくようなものかと思っていたが、精神を操り上手く人を使って自分の手は汚さず卑劣な殺人をコントロールする話で、またその主人公が50代のパッとしないその辺にいるおばさんというのが、現実性が増して怖いし他の作品とは一味違うストーリーになっていた。
櫛木先生のホーンテッド・キャンパスシリーズが大好きなので、気になって読んでしまいました。怖かった!
浦杉さんは勘も良く記憶力もバツグンで優秀な刑事なのに、真千代が遥かに上を行き、最後は絶望。
浦杉さんにとって地獄でも、架乃ちゃんと奥さんを幸せにしてあげて欲しい。あと真千代の方針変更については、最初からそうして欲しかった。
苦手な種類の話なのに続きが気になって一気読みしてしまいました。やっぱり櫛木先生の文は読ませます。
Posted by ブクログ
こんなにも読むのが苦痛だった本は初めてかもしれない。お陰様で眉間に皺が濃く刻まれました…。
子どものそういう描写がとにかくキツすぎた。救いがなさすぎる。
Posted by ブクログ
読み終わった後にリアルにため息が出てしまった笑
読むのがとてもしんどかった……
これだけの悪事を働く犯人たち(しかも普通に家庭を持ち、順風満帆に見える)とは違い、浜真千代は自身が過去に辛い経験をしているから少し同情してしまう。もちろん犯した罪は許されないものなのだけど。
章の最後に被害者視点?のような描写があり、しかも前向きな姿勢が描かれてるもんだから「がんばれ…!」とか思ってたらまさかの!
最後にさらっと回収していくの大好き。
Posted by ブクログ
グロくて怖いのに読む手が止まらない…!!警察モノに苦手意識あったけど、視点が切り替わるのでとても読みやすかった。あと心理描写がとても上手いし伏線回収も見事。
過去の自分を殺すために、浦杉を捜査官から引きずり下ろすために、罪のない少年少女たちを標的にした浜真千代は許せないけど、過去回想を見ると正直同情せざるを得ない部分もある。性的虐待を受けると、たとえ体は無事でも心は壊れてしまう。おそらく泣き寝入りしたり自殺したりする人間が多い中、復讐のため強かに生き続けてきた浜真千代はかっこいいし思わず尊敬してしまう。
架乃と亜結と息子を殺した犯人を天秤にかけさせられる最後のシーンは絶望的すぎてもうやめてあげてよぉ!ってなったけど、個人的には良い結末だったと思う。
Posted by ブクログ
思いついたまま書くのでとっ散らかってます。
これはひどい〜〜(事件が)
ここまで凄惨な事件を読まされると胸糞通り越して言葉を失う
それでいてすらすら読みやすいんだから
ほんと嫌になるわね…
なんか犯人の供述がいかにもこういう奴らが言いそうなセリフばかりなんだけど
それはそれでまんまとイライラさせられたのが作者の掌で転がされてる気がしたなぁ
櫛木理宇さんは死刑にいたる病しか読んだことないけど
なんとなくエンタメ性が強い表現が印象的で
この作品にもそれを感じた(犯人たちのセリフや最後の真千代との対峙とか)
みんな!こういうサイコパス好きでしよ!感があるというか…
真千代みたいな犯人は別に共感はしないけど
ああやって人を操れる人心掌握術に長けてる人って
ちょっと憧れたりするもんな…
真千代みたいな人いたら怖いし事件は胸糞だけど
個人的に最後がそんなに嫌じゃなかったのは
浦杉にまったく感情移入できなかったからなのかも。
娘に対しての接し方がイライラしすぎて「こ、こいつ…!!」と思ってたので
これからさらなる生き地獄を味わうのかと思ったらちょっとスッキリすらした
Posted by ブクログ
けんごさんのYouTubeで紹介されてたのを見て読みました。
もっと痛いグロい描写が多いのかと思ったけど、それはそんなに多くなくてホッとした。
痛グロいのも興味あるし、むしろそれ目的で読んでみた感じではあるんだけど、さすがに少年少女が性暴力に遭う描写は辛すぎて読めないと思うので…。
本作は普通に刑事ものって感じで読めた。
まずひとつめの感想としては、チカンはそこまで多くない!ということ。
私も東京生まれ東京育ちで、女子高生の時から電車通学してるけど、数える程しか遭ったことないし、他人が被害に遭ってるのも見た事ない。
私の知らないところで被害に遭ってる人がいるのは分かってるし、それで苦しんでいる人がいるのを否定したいわけじゃなくて、
本の中で、クラスの女の子全員が毎日被害に遭ってるみたいな書かれ方してたから、さすがにそれはないでしょと思っちゃった。
あと、虐待にあった子供が大人になって犯罪者になってしまうという悲しい連鎖については、浦杉の意見に100パー賛成。
弱くていい、ずるくていいけど、人は人に対して残酷になってはいけない。
真知代が受けてきた虐待はあまりにも辛いしかわいそうだけど、だからといって犯罪者になっても仕方ないとは思えない。
あなたが同じことを他人にやった時点で、あなたがされてきた虐待も、それをしてきた家族のことも、正当化することになるよ?って思う。
でも家族に仕返ししたのはとてもいいと思う、そこの描写はスカッとした!
そして一番強く心に残った感想は、架乃ちゃんが可哀想ということ…。
殺された子達が可哀想なのは言うまでもないんだけど、最後まで父親に選ばれないなんてそんな悲しいことある??
亜結ちゃんの命>善弥の復讐>架乃ちゃんの命
ってことでしょ、、、。
さすがにそこは架乃ちゃんの命を最優先してくれる父親であって、、、。
2年会ってなくても、隣の家の亜結ちゃんがどんなに可愛くても、生死がかかってる時くらいは本能的に実の娘の命を一番に思ってほしいよ、、、。
この事件を追っていて、犯人に捕まればどんな酷い殺され方をするかも熟知したうえでよくも、殺されたのが架乃であってほしいなんて思えるな。
本当にここが一番最悪だった。