【感想・ネタバレ】SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップのレビュー

あらすじ

「スクラムマスターは何をすればよいのか」に答えてくれる本

本書は、「スクラムチームの母」と呼ばれ、著名なスクラムトレーナーでもある著者が、
その経験則――スクラムマスターは何をすればよいのか――をまとめた、
Addison-Wesley Signature Series(Cohn)『The Great ScrumMaster: #ScrumMasterWay』
の日本語版です。

スクラムには、3つの役割があります。
プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスターです。
プロダクトオーナーは、プロダクトの責任者であり、
開発チームは、プロダクトを開発します。
一方で、スクラムマスターは「サーバントリーダーであり、
促進と支援に責任を持つ」とあります(スクラムガイドより)。

●何から始めたらよいでしょうか?
●スクラムマスターとして、どのようなスキルが必要でしょうか?
●これから起こる困難に、どのように立ち向かっていけばよいでしょうか?
●もっとチームが機能するにはどんな働きかけをしたらよいでしょうか?

本書は、これらの疑問に真っ直ぐに答えてくれます。

開発者としてスクラムチームに参加した当初は、
まったくスクラムが好きになれなかったという著者。
そして、その後スクラムの良さに気づき、
その「スクラムチームの母」となっていく経験を通じ、
「スクラムマスターというロールについてもっとよい説明が必要だ」と、
彼女自身が #ScrumMasterWay というコンセプトで始めた活動がもとになったこの本。

スクラムマスターだけでなく、アジャイルコーチや、
組織改革を担うリーダーにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
組織改革に立ち向かうあなたに、知恵と勇気を与えてくれることでしょう。

※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

優れたスクラムマスターになるための方法をわかりすく書いてあるとても良い本でした。途中にあるエクササイズがとても勉強になりました。

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

さらっと読めるけど大事なエッセンスの詰まった良本。「スクラムとはマインドセット、文化、哲学であり、決まった手法のセットではありません」「新たなスクラムの理解・定義は「生き方」そのものです。」素敵な表現、まさにそのとおりだと思っている。スクラムマスター道(ScrumMasterWay)として、自チームがある程度軌道に乗ったとしても偉大なスクラムマスターへはまだ遠いことを教えてくれる。もっと色々やりたくなる!

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

スクラムマスターっていまいちどんな責務なのかわからない、自分もかなり誤解してたけど、どういった視点をもってどう活動していけばよいかがわかった気がする。
自己組織化のゴールは、自分たちだけがうまくやっている状態ではなくて、それを越えてシステム全体として、全員がそれぞれの正しい部分を活かし会える状態なのかな。
あるときプロダクトオーナー、あるときは開発者として、一緒に障害を乗り越えつつも、別の視点での課題を提示する、POや開発者との兼務も可能だけど、兼務になると冷静な観察ができなくなったり、つい同情、甘えが出て現状に満足してしまうというのもわかる。
知識創造企業で野中郁次郎先生が指摘していた、ミドルマネジャー、ミドル・アップ・ダウンの概念がスクラムマスターなのかな。
薄くて挿絵も多いからサラッと読めるけど、実践するのはなかなか難しそう。
スクラムマスターになることはなくても、心のなかに自分を成長させるスクラムマスターを持ちたい。

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2021年04月25日

Posted by ブクログ

スクラムマスターとしてどう振る舞うべきか?責務は何か?どのようなチームを目指すのか?などが書かれていて良かった

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2024年07月21日

Posted by ブクログ

SCRUM MASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意

「スクラムチームの母」と呼ばれ、著名なスクラムトレーナーであるZuzana Sochova氏の著書です。

スクラムマスターについて書かれた本は少なく、よいガイドになる貴重な本です。
スクラムマスターになりたい人だけでなく、リーダーをやっている人が身につけるとよいスキルがわかる内容になっていると思います。
日本語版付録として、スクラムの概要が説明されているのが親切です。

【本書で学べること・考えること】
- スクラムマスターの役割と責務
- 心理状態モデル(どのようなケースで何をやるか)
- #ScrumMasterWay(スクラムマスターの哲学)
- メタスキルとコンピタンス(収得すべきスキルや心構え)
- チームの構築方法(チームビルディングについて)
- 変化を起こすための方法
- 実際のスキルの使い方
- 実際にスクラムマスターとしての実践するには

読んでみての感想です。

「スクラムマスターとは?」という疑問に対し、役割や目的、必要なスキル、一般的な進め方のステップなどが体系的に説明されています。

スクラムマスターは、「開発チームが自己組織化することを推進し、責任を持って目標に向かって行動することを支援する」ことが役割であり、責務であると明確に定義されています。これはわかりやすいです。

スクラムマスターは、開発チームから一歩引いた視点で物事を観察し、以下のスキルを駆使して責務を全うすることがわかります。
- ティーチング
- 傾聴
- コーチング
- ファシリテーション
- 自己コントロール
- スクラムへの理解
- 専門知識 など

抽象的で具体的でないという意見もあると思いますが、具体的な内容はケースバイケースなので仕方がないと考えます。
上記したスキルは、それぞれで本一冊になるテーマなので、それらを習得するにもコストがかかりますし、人の適性もあるかと思います。

それでも、何を学び、実践していけば良いかというガイドになりますし、収得するには実際にトレーニングを積む必要もあるということが理解できるので、全体像を体系的に理解するには有用だと思います。

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

同僚たちと読書会をやって、おおよそ一年かけて読み終わった。

すごく抽象的な話が多く、読書会で脱線しながらわいわい話すにはちょうどよかった。
たまにパラパラと読み直すと良さそうな本。

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2023年10月03日

Posted by ブクログ

久しぶりにスクラムの本読んだ。クネビンとかアジャイルの車輪とか、最近の道具を知らなかったので、認識をちょっとアップデート。コンパクトにまとまってるけど、行間で考えさせられる。付録の「10分でスクラム」は無償公開されてると良いかなと思った。1人でやっつけ仕事が多いので、チームでも、スクラムマスターでもないけど、「透明性とコラボレーションを推進する」人ではあるので、頑張ってパクりたい。

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2021年06月06日

Posted by ブクログ

「スクラムマスター」に焦点を当てた、ありそうでなかった書籍。

スクラムマスターはリーダーだ、という言葉が何度か出てくるが、なるほどファシリテーションやコーチングなど、求められる行動はリーダーのそれと類似している。
状況に合わせマインドモデルを変え対応していくというのはSL理論に通じるものがある。

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2020年09月29日

Posted by ブクログ

スクラムマスターの必要性やマインドセットなどスクラムマスターに関連する情報は見れたものの、具体的な実践方法というよりは抽象的なコンセプトの話でした。なので概要をざっくり理解したい人にはいいと思いますが、実践方法を知りたいという人には向いていない気がしました。
自分は追加で書籍を読むかセミナーに参加しようと思います。

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2023年03月25日

Posted by ブクログ

どれくらい具体的に書いてあるのかが理解できない。
この本を読んですぐにスクラムマスターできるの?
詳しくは自分たちのワークショップに参加してねと読める。
システム開発の具体的な手法というよりは概念的な解説な気がする...
コーチングやファシリテーションだってそれぞれ本を何冊も読まないといけないし講習も受けないとだめなのでは
だけど本物のスクラムマスターがいてくれたらプロジェクト運用スムーズな気がする、いっぱいいると良いのに...

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2022年10月09日

Posted by ブクログ

この本の独自性は、#ScrumMasterWayをまとめたことだろうか。
スクラムのプラクティスを把握してチームでスクラムを回しはじめたスクラムマスターに、自身のこの先を見つめるのに良い本。

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2020年10月13日

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