【感想・ネタバレ】秘密(乙女の本棚)のレビュー

あらすじ

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人気シリーズ「乙女の本棚」第16弾は谷崎潤一郎×イラストレーター・マツオヒロミのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

私はひそかに鏡台に向って化粧を始めた。
夜な夜な女装をして出歩く「私」は、ある夜、昔の女と再会する。そして彼女との秘密の逢い引きがはじまった。
谷崎潤一郎の『秘密』が、『百貨店ワルツ』などで知られる大人気イラストレーター・マツオヒロミによって、鮮やかに描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

話が進む事に「秘密」が指す事柄がどんどん変わっていって、読んでいて鳥肌が立った。非常に巧みな文才に加え、イラストもとても綺麗なので、この世界観にあっという間に引き込まれた。また読みたい…。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乙女の本棚シリーズ初読み。
思ったよりイラスト数が多かったが、文字だけのページでは改行が少ないので少し読みにくい。また、背景が真っ赤なページも読みにくい。
イラストは妖艶で美しくて期待通りだった。


表紙の男も艶っぽく、美男だからこそ口紅を塗る様も色目かしく、もっと見たくなる。
"秘密"を求めたくなる気持ちも共感でき、"秘密"があるからこそ魅力的に感じる女、秘密がなくなった途端に終わり。
〜私の心はだんだん"秘密"などと云う手ぬるい淡い快感に満足しなくなって、もッと色彩の濃い、血だらけな歓楽を求めるように傾いて行った。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は理解して読めたものの女性の登場からよくわからなくなってしまった。
つまり、よからぬ関係だったということ?
それとも本当に別世界に迷いこんでたのかしら?
なんにせよ秘密まみれの作品。
イラストがすごく綺麗でみとれました。

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんとマツオヒロミさんのコラボ作品「秘密」です。なんともノスタルジックな印象の表紙ですよね!作中のイラストもステキでした。

 主人公は日常を生活する上で得られる刺激に物足りなさを感じていた「私」…ある日ステキな着物を見つけたことがきっかけとなり、夜な夜な女装して町に出かけることを覚え新鮮な刺激を得ていた。ある夜のこと、偶然以前お互いの身元を明かさず交際していた女性と再会する…。そして再び彼女とお互いの身元を詮索することない、秘密の関係を持つことになった…。ただ、「私」は彼女の秘密を暴きたくなってしまい…彼女との関係は終わりと告げる…。

 彼女のほうが秘密の関係を守ることで、「私」をつなぎとめておきたかったことが読み取れました。あるいみ健気です。対してこの主人公の「私」は、イやな感じだとつい思ってしまいました!私なら、こんな主人公とまた付き合いたいとは思わないや!とあまりいい感じの読後にはならなかったです(^-^;)。

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2023年07月20日

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