あらすじ
親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。悪意に満ちた声が言う、「お前が殺したんだよ」と――。すべての始まりは、誰かを勧誘すれば無料となるプロバイダ「2mb.net」。登録した高校生たちに襲いかかる殺人の連鎖。仮想現実を支配する「極限の悪意」を相手に、生き残りを賭けた壮絶な戦いが始まった!
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Posted by ブクログ
SFびっくりした!そういうオチですかと。2mb.netに登録→ネットにいる悪意の塊に体を奪われる。翔矢がダメだったのは雪乃を守るっていう決意が強くて死に対しての恐怖がなかったから。「死ぬかも」っていう迷いがなくて乗っ取られずに殺された。雪乃と翔矢のカリスマ性と二人の絆とお互いを守りあう所が格好良すぎて泣いた。雪乃は美しくて翔矢はかっこよくて、お互いに憧れて、最後まであがかないところが格好良かった。 誉田作品今まで外したことがない。これも思わぬ方向に話が進んでびっくりしたけどおもしろい最高。怖いけどね。
Posted by ブクログ
積読本の中に大好きな誉田哲也作品!?何で!?
そしてワクワクしながら読み進めて気がついた。
「これは…読んだことあるんじゃ?」
そしてふと栞が挟んである頁を開くと、雪乃と翔矢のPCルームの場面。なるほどね。
どうやらその場面で「なーんだ。結局この超美形の二人のハッピーエンドなのねきっと…」と勝手に勘違いして興味を失い本を閉じてしまった模様。
今回は2日程度で読み終わったが荒唐無稽さも含めて面白かった。ただ、いくつか疑問が
○喜多川のその後は?
○三木はファミレスでワケのわからない協力をしたにも関わらず、その後素直に雪乃をあきらめ過ぎなんじゃ?あぁ尚美のためか
○違う人格が肉体に入るのもOKにするのは流石に都合が良すぎるような?
Posted by ブクログ
ハードボイルドじゃない誉田哲也の作品を読んだのは初めて。
インターネットを題材にしたこの作品は、身体をネット世界の住民に乗っ取られると言う仮想現実な、話だったけど、その正体は自分の中にある二面性の悪い方(ジキル)に支配されてたってはなし。
無料になるプロバイダとの契約まわりは疑問も残るストーリー展開ではあるが、面白い観点でこのインターネット世界との繋がりを作品にしていた。
やっぱり、誉田哲也はハードボイルドがいいなー。
Posted by ブクログ
*親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。悪意に満ちた声が言う、「お前が殺したんだよ」と―。すべての始まりは、誰かを勧誘すれば無料となるプロバイダ「2mb.net」。登録した高校生たちに襲いかかる殺人の連鎖。仮想現実を支配する「極限の悪意」を相手に、生き残りをかけた壮絶な戦いが始まった!*
巧いなあ!さすがは誉田哲也氏。
恋と友情と家族愛とホラーとサスペンスと・・・と、とにかくこれでもか!と色んな要素がぎっしり詰まっています。
主人公が高校生だからか、熱量が高過ぎてやや突っ走り感がありますが、とにかく最後まで疾走感に溢れていて、一気に読ませます。面白いです。
Posted by ブクログ
読んだことあった気がするけど、登録されてなかったのでたぶん再読。
ホラーで、誉田哲也らしいグロテスクな描写は期待どおりだったけど、希望のあるストーリーでどっちかって言うとファンタジー冒険小説感の印象が強く残る。おもしろかった。