【感想・ネタバレ】OFF 猟奇犯罪分析官・中島保のレビュー

あらすじ

見習いカウンセラーの中島保は、殺人者の脳に働きかけて犯行を抑制する「スイッチ」の開発を進めていた。殺人への欲望を強制的に痛みへ変換する、そんなSFじみた研究のはずが、実験は成功。野放しになっている犯罪者たちにスイッチを埋め込む保だが、それは想像を超え、犯罪者が自らの肉体を傷つける破滅のスイッチへと化してゆく――。「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ始まりの事件を保目線で描く約束のスピンオフ長編!

【電子版特別付録】『OFF』イラストカード(絵=内藤了)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

野比先生視点はより辛い。
確かに野比先生は全く関係無いとは言えないが全部を背負い込まなくてもって思ってしまう。
ただ、壬生さんも早坂院長も警察に知られる前に死んでしまってるから全て野比先生がしたと言っても違和感が無い。

壬生さんとコーラ瓶。
コーラ瓶の指紋はそういう事だったのか。

OFFが一番人の死に方がえげつない。
でも、それほどおぞましい人達が居たという事で。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『on』事件の裏側。保視点でストーリーが進んでいく。保の葛藤や心情がたくさん描かれており面白かった。このシリーズがさらに奥深くなった気がする。

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2020年10月27日

azu

ネタバレ 購入済み

ホントに終わっちゃたなー…

シリーズ最初の ON  を中島保側から見た内容でした。私はシリーズを全部読んだので、野比先生、もっと何とかならなかったのかな?何とかなるチャンスはありそうなのにな。とも思うけど、何とかなってたら日奈子とは出逢わないんだよなとも思ったりして、複雑でした。
保の気持ちや、境遇を詳しく知るとまた始めから ON を読み直したくなると感じました。

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2020年09月30日

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ネタバレ

かなり良かったです。
中島保の過去などが詳しく知れました。
スイッチ(腫瘍)を作り出して、それがONになった時の殺人犯の描写、ゾクゾクしました。怖かった
例え、相手は殺人犯だとしても それを処刑するのはどうかと葛藤する姿複雑で良かった

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズのスタートを違う視点で追いかけたお話し。

ONでは表に描かれなかった中島先生の悩みや苦しみがフツフツと伝わってくる。
正義を護るつもりだったはずが、いつの間にか人殺しに成り果ててゆく現実に愕然としました。
この苦悩があったからこそ、センターで中島先生は潜入し続ける茨の道を選んだのだとわかる内容でした。

最後の「進め、比奈ちゃん。あなたは刑事だ」が切なすぎる。

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2025年08月07日

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ネタバレ

「on」の後、比奈子さんが、中島保をぜんぜん疑っていなかったけど、読者として、最後まで疑ってかかってました(笑)。それが、この巻で払拭されました。

「on」と別視点で書かれたため、わからなかった、知りえなかったものが浮き彫りにされて、面白かったです。疑いもせず、思い込んでいたものが、覆されて、新たな発見もあって、同じ事件で真相を知っているにもかかわらず、展開にドキドキしました。

彼の、悲しみと危うさが、どんどん深刻な事態を引き起こしているのに、自ら「弱い」と思い込み、止められないという口実見つけ出しては、深みに嵌っていくところに真実味がありました。境界線などないのだと、出会ってしまったものが残酷であればあるほど、人はいつでもそちらに転がっていく可能性を秘めているのだと、突き付けられた感じです。

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2021年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2020/11/26
野比せんせ~い。泣いちゃうよ。
全部背負わなくていいんだよ。
早坂が主犯やん。先生には止められなかった。
ホントもうちょっと早く比奈ちゃんと出会えていたら。
やっぱちょっとこのシリーズは悲しいな。
出てくる人みんな好きなのにみんなつらい。
みんなに会いたいけど読み返すの勇気いるからこれでまた会えたのはうれしかった。
先生から見た比奈ちゃんがまたかわいいんだ。

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2020年11月26日

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ネタバレ

猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子シリーズ
スピンオフ 猟奇犯罪分析官中島保

中島先生が、スイッチを押すものとして
研究を続けるその理由は、償いのため
「ON」として始まったひなちゃんシリーズ
それに対応させた「OFF」
保先生のより深い苦悩の描写
殺人犯の脳に働きかけ犯行を抑止する
スイッチの開発
自らの脳にも負荷をかけて指導医師早川亡きあと
自らスイッチを押す者となる

保を逮捕したのは比奈子
しかし保の罪は現在の科学では実証できない
彼はセンターで研究を続けることになる
ONで説明しきれなかったスイッチが
もう少し詳細に描かれている

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2025年04月18日

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