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Posted by ブクログ
いつも人を支えてきたおりき。
シリーズ20巻のこの回は、別れがテーマ。
幾富士が、事故で下半身の麻痺し生きる希望を失った大店の息子、に受け入れられどうか世話をしてほしいと頼まれる。
幾富士は、幾千代からの恩義を返していないと逡巡するが、誰かのためにできることなら、と幾千代から後押しされる。
武蔵の父親が、行き倒れになり発見される。
無実なのに冷酷な若旦那に斬り殺された元芸者の照葉と浪人唐沢。
70の齢を超え、さつきに選択の技を教え込んだとめ婆。
おみのの兄才造は、片恋の労咳の女に届ける魚を調達しようと誰もが出漁しない荒れた海へと。
そして、長くおりきを支えてきた吉野屋。
19巻あたりから、以前書かれた抜粋文が重複される頻度が多くなっている。
なくなる2年前の作品。体調に変化があったのであろうか。