【感想・ネタバレ】さくら舞う 立場茶屋おりきのレビュー

あらすじ

品川宿門前町にある立場茶屋おりきは、庶民的な茶屋と評判の料理を供する洒脱で乙粋な旅籠を兼ねている。二代目おりきは情に厚く鉄火肌の美人女将だ。理由ありの女性客が事件に巻き込まれる「さくら舞う」、武家を捨てて二代目女将になったおりきの過去が語られる「詫助」など、品川宿の四季の移ろいの中で一途に生きる男と女の切なく熱い思いを、気品あるリリシズムで描く時代小説の傑作、遂に登場。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

1945年生まれ、画廊経営、YVプロデューサーを経て、執筆を始める。なんともしっとりしたシリーズ。
江戸言葉も豊富で、細やかな設定も女性作家らしい。
色事は嫌い、茶店と料理が評判な旅館を営むおりき。
とは言っても、実は先代の女将「おりき」に見込まれて後を継ぐ。話を読み進めると今の女将も先代も、訳ありの秘密を持っている。脇を固めるキャラクターも魅力いっぱい。
人情深く、切符がよく、柔術を心得ている元武家の女将。
謎を考えながら読み進めるのが、また楽しい。
ホロリも、ニヤリもある作品!!

0
2020年11月09日

「小説」ランキング