【感想・ネタバレ】警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下のレビュー

あらすじ

警視庁は広田の娘を誘拐した犯人が“アゲハ”で、再び国外逃亡を図ろうとしていると推測。アゲハがFBI施設へのテロを計画しているという疑いも出てきたため、公開捜査に踏み切る。一方、別ルートで事件を追いかけていた広田と麻希は、ついにアゲハのもとにたどり着くが、そこで意外な事実を告げられ……。はたして麻希たちは真相に迫ることができるのか。事件はクライマックスへ!

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ネタバレ 購入済み

下巻の始まりは戦闘中のガザ。
そこに置き去りにされた加奈子と、その彼女を連れて逃げ延びようとするサレー。
迫力の戦場シーンはさすがで、その後の展開を期待させます。

展開が目まぐるしく登場人物も多数、そのせいか犯人逮捕直前まではバタバタして逆に中だるみな感じも受けますが、一転、犯人逮捕時は特に女性の活躍が目立ち、いつも通りの派手な展開ながらピリッとしまって事件解決を迎えます。

そして終盤、警視庁退職のピンチを迎える達也と麻希。また、加奈子帰国の真相が明からかになるなか、シリーズは思った以上の穏やかで感動的なクライマックスを迎えます。

何だかんだ言って、結局面白く読ませていただきました。
もちろん、好き嫌いがあるのは承知していますが、原麻希シリーズは「アリ‼︎」です。麻希大好きです。









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2021年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このひとの作品、話の構造は複雑だし深い問題を取り上げているけれど、人物が軽くて浅い。だから同調しやすく気軽に読み進められるので、楽しめるといえば楽しめるのだが、何というのかな、この喩えが適切かどうかわかんないんだけど、民放でとても深いテーマを扱うドラマを観ていたが、話の切れ目に入るCMが凄くおちゃらけていて、イヤなカンジに緊張が解け、ドラマそのものが軽く見えちゃうみたいな。
で、このシリーズは続けるつもりなんですね。役者を一カ所に集めて、乞うご期待、と幕が下りる。あざといな。(2018-08-18L)

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2018年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻早々に緊迫した直接対決があり、早々と決着したかと思いきや、秘匿捜査本部が開設される。
公安部の非人道的な振る舞いがしっかり悪役として書かれており、最後は秘匿捜査班+女性捜査班VS公安部の図式で進む。
加奈子が麻希に語った過去の行は彼女の人間性が良く出ており、最後のちょっとしたどんでん返しにホッとする。
欲を言えば捜査一課女性犯罪捜査係の一員として活躍する麻希で続編を書いていって欲しかった。

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2022年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前編で「アゲハ」の事件の関わりが明らかになり、後半では事件の真相に迫る。
加奈子を監視していたはずの外事課と、極秘に入国していた加奈子を追う公安の対立がメインで、女性班はもちろん刑事課の出番もあまりない。物語の主体は完全に外事VS公安。
メインのメンバーも周辺でバタバタしているだけで、特別な活躍もない。
私の読解力が貧しいのか、事件を犯した犯人たちの動機がイマイチ理解出来なかった。
「アゲハ」事件ほどの強烈さもなく、収まるところに収まった感もいなめず、前半面白かった分、後半は物足りない。
このシリーズ、まだ続くのかなぁ。もう、この辺が引き際だと思うけど。

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2018年04月09日

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