あらすじ
小さな町工場の息子・山崎瑛。そして、日本を代表する大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。同じ社長の息子同士でも、家柄も育ちもまったく違うふたりは、互いに宿命を背負い、運命に抗って生きてきた。強い信念で道を切り拓いてきた瑛と、自らの意志で人生を選択してきた彬。それぞれの数奇な運命が出会うとき、逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。
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Posted by ブクログ
名前、社長の息子という点が同じ2人のあきらの物語。ハラハラする展開で読み進める手が止まらなかった。
彬は生まれながらにして伝統ある海運会社の社長の息子という立場でありながら、自分の意思で人生を切り拓き、バンカーとなる。
瑛は父の工場が倒産するという悲劇を経て、バンカーとなる。
そんな2人がどう絡み合うのか、それをワクワクしながら読み進めた。
Posted by ブクログ
アキラとあきらがバンカーになるまでのお話
印象的であったのは瑛の人生
父の会社の倒産による幸せの崩壊
家族と過ごすそんな幸せな日常の消失
優しかった父が怒鳴るようになり
いつも大丈夫と安心を与えてくれてた母が弱音を吐くようになるそんな描写
子どもの頃にお金の心配や
今の生活がなくなるかもしれないという不安は抱いたことがなかった
親は偉大なんだなぁと改めて実感
どれだけの不安があっても
それを子どもに見せないで生きる
そんな子どもにとってヒーローみたいな
偉大な存在
本当に親ってすごいんだな・
今大学に通えているのも当たり前じゃないんだなと実感
池井戸さんの本は
お金によって人生や性格が変わる
そんなお話がメインで自分も変わってしまうのだろうか
そんな社会で生きていけるのだろうか
という不安でいっぱいになる
心に刺さる名言が多くてもっと昔から本読んどけばよかったなと後悔
昔の自分に本を読めと伝えたい
Posted by ブクログ
登場人物の紹介で「町工場の少年」と「海運会社経営者一族の御曹司」とあったので、バチバチやり合うのかと思っていたら…2人のイケてるバンカーに成長して、あ、池井戸さんだった。と思い返しました。下巻に期待。
小島さん、ええ人。
あっけないほど簡単に承認される稟議書、超憧れます!!