【感想・ネタバレ】青の王と花ひらくオメガ【SS付】【イラスト付】のレビュー

あらすじ

オメガ性を持つ“神子”が住まう神殿で、第二性別を持たないセレンは下働きとしてひっそりと働いていた。王家のアルファたちが神子を迎えに来る日――。生まれながらの罪のせいで俯いてばかりのセレンに、「顔を上げろ」と言い放ったのは孤高の第一王子・レイだった。「この俺が気に入ってやったんだ。喜んで抱かれておけ」。王になりたくないと異端の振る舞いをするレイのため、献身的に身体を差しだすセレンだったが…。健気な蕾が清廉に花ひらく、砂漠の寵愛オメガバース

※サイン版との重複購入にご注意ください。

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王道

よくある、オメガバースもので、王道といった内容ですが、楽しめました。
いじらしい受けがかわいいです。
イラストも、とても美麗です。

1
2020年08月23日

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幸せになってくれてよかった

物心つく前から、周りの人間に蔑まれ、存在を全否定されてしまえば、それを当たり前だと受け入れしまうのも仕方のないことだと思うのですが、そんな姿が不憫でなりませんでした。自分のことを可哀想だとも思っていないのがまた辛かったです。自己肯定感が低いというよりも、ない。そんな主人公でした。

母親を好きになることもできず、自分の命は間違っているものだと疑わず信じていて…。いくら主人公が自分の命を生かしてくれた周りの大人に感謝していてもこれは明らかな虐待でした。

アルファで第一王子のレイも最初の頃は人物像が全く見えなくて、慎重に読んでいたのですが、セレンに心を開き始めてからは境遇や葛藤、思惑、苦悩が見え始め、より魅力的な人物に見えていきました。

思っていた以上にいろんな人間の策略が絡み合っている話で重みがありました。ただ一つだけ解せないのは、自分の手を汚さずに罪を冒した人間が罰せられなかったこと。現実でもそこはどうしよもないからモヤモヤ…。

なんだかんだあっても最後は幸せに終わってくれて良かったです。ヨシュアたちも自分の望む未来を掴めて本当に良かったね、と心が温かくなりました。

0
2023年10月21日

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良かった

王子のレイと神子の下働きで、出生の秘密を持つセレンのお話。
最初、レイの傲慢で俺様の態度に、殺意さえ覚えましたが、読み進めていくうちに、レイの苦悩や優しさも垣間見え、少しほっとしました。
何より、ずっとつらい思いをしてきたセレンが、幸せになって本当に良かった。
義母のミリアは最悪だったね。

0
2020年12月23日

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ツライ

作者さん買いしました。
不憫な受が攻に愛されて幸せになるお話が大好きですが、こちらはその不憫時間があまりに長すぎて萌えることができませんでした。
ストーリーの65%くらいまでかなーり不憫。
生い立ち、18で第一王子の攻に取り立てられて王宮に出向くまでの悲惨な使役と環境。そして王宮での攻からの酷い仕打ち!
自分が罪の子であると信じる受は攻の仕打ちを当然受け入れるのですが、吃驚するほど酷い仕打ち過ぎて…。
その段階では攻は受のことを好きではないようだけどそれからしばらく読んでも攻の受への気持ちがわからない…。
読み飛ばしたい気持ちを何とか抑えてストーリーは80%を過ぎた頃、唐突に攻が受を好きなんだとわかる描写が出てくるんですよ。
そこからやっと受が幸せに向かうのですが、攻のこれまでの辛い境遇が明かされたり受の父親がわかったり諸悪の根源である弟の母が成敗されたりで大忙し。

初読で好きでなくてもしばらくして再度読むと違った感想を持つことは多々あるので、こちらも読み返せば違うかなと思うのですが…多分このまま埋もれちゃいます。

0
2021年07月22日

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