【感想・ネタバレ】カネと共に去りぬ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

今日、患者が死んだ――。倫理に反する言動で白眼視される医師村荘(むらそう)を描く「医呆人」。ある朝、心が毒虫に変じた女医の葛藤「変心」。高級老人ホームに住む男女の恋愛ドラマ「カネと共に去りぬ」。そして高慢きわまる老医の手記「アルジャーノンにギロチンを」。久坂部羊が名作に鮮やかなメスを入れ、現代医療の嘘と欺瞞を浮かび上がらせる。ブラックでシニカルな、七錠の劇薬エンターテインメント。(解説・大矢博子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

医療界の実態をブラックユーモアたっぷりに描いた短編集。好きと嫌いにハッキリ分かれる小説だと思う。
終末期医療、延命治療、尊厳死、動物実験、認知症等考えさせられる重たいテーマが生々しく書かれているが面白くてあっという間にに読めました。
「アルジャーノンにギロチンを」が1番よかった。
身体は老いて動かないが頭はとてもクリアーな状態…色々考えさせられます。

0
2021年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

医療と人生の最後についての、アイロニー含む逸話集。
医療人の黒い側面と、人生の最後の迎え方について、はばかりなく語っているが、一般の方にも心響くでしょうか。

0
2020年12月26日

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