あらすじ
王子・イーサンとして生きるため『性別』を、城を出てからは『王子の身分』を、そして今度は貴族の娘の身代わりになるために『出生の秘密』を隠すことで
なんとか命を繋いできたエドナ。戦火で荒れ果てた領地を前に、王子として民を守れなかった懺悔の念から、再生への思いを胸に領主の妻となる決意を固めたのであった。
しかし、そんな彼女に惹かれつつも素性を不審に思うイーライ――。ふたりの仲は徐々に深まっていくのだが…!?
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Posted by ブクログ
王子として生きてきた故国、アースワールドが反乱軍によって攻め込まれた。女の子に戻って幸せを願った母によってエドナは逃がされたようだ。エドナはエドナで王子としての後悔を抱えているから、領地を復興させようと身を投げ出したという想いなのだろう。それでもイーライに惹かれていって、イーライもエドナに惹かれている。時折、キャラ顔も描かれていて、雰囲気を和ませてくれる。二人は、このままでも幸せになれそうだ。
二人の関係が…
読み進めていくうちにエドナの過去がわかったが、これからイーライとの関係や街の状態がどうなるのか気になる。
波乱の幕開けの予感。でも楽しみな展開。
続巻を待っていました
前巻までで、エドナは実は性別を偽って生きてきた王子イーサンであることがわかり、今巻は、過去に何があってエドナを苦しめているのか、自分の戒めと思っているのか、などがわかってきました。
イーライとイーサン(エドナ)は、本来ならば敵対する(していた)軍の人間であるわけで、エドナの秘密が分かってしまう時にどうなるのか…、とか、話の続きが気になります。