【感想・ネタバレ】ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。なんだか彩りに欠ける人生ではある」。春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で、釣竿の番を頼まれもする。まごまごしつつも発見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のようにゆったりとしたエッセイ集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大学で学んだのが生物で、その後理科の教師をやっていたという経歴に驚いた。知らなかった……。
本の話が非常に多かったのが興味深かった。本を読んでいる日々、こちらもニコニコしてしまう。私も読みたくていくつかメモした。
そしてこのエッセイ自体もまるで小説のようで終始素敵だった。どんな感情を持ったのだろうと想像させてくれる余白があった。特に、どのエッセイも最初の一文が良くて、そこでグッと掴まれる。
淡々と穏やかに綴られた日々をただ読んでいくのは幸せで、だんだん心が落ち着いてくる。サッパリしていてやわらかく、私にとって安心できるエッセイだった。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

極上のエッセイの数々、
川上弘美さんの目線が感覚が心地好い
心が揺れる言葉に、何度も読み返す
エッセイの中に出てくる数々の小説や本
美味しそうな食べ物
ずっとこの本の世界にいたかった

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2013年05月07日

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