あらすじ
―――俺の番はもう決めている。高校教師の吉田は、発情期のない“出来損ないのΩ”だ。周囲を惑わすフェロモンがでない…だからこそ教師としての信頼を得てきた。ところがある日、βの臨時教師・日高と手が触れあった瞬間、初めての発情期が訪れる。そして吉田のフェロモンにあてられた日高から襲われ、事故のようなSEXをすることに…! 事後、吉田の額には大輪の薔薇の紋様が浮き出ていた。それはΩが粘膜接触すると身体のどこかに現れると言われるマーキングマーク…しかも日高が実はαだということがわかり…?
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スパダリ攻め✕美人受け作品に定評のある藤河るり先生。本作も第二性をベータと偽るハイスペアルファ・日高と、ヒートがない“出来損ないオメガ”の薄幸系美人・吉田というカップリングです。
本作が他のオメガバース作品と違うのが、オメガが粘膜接触(キスやセックス)をすると、相手の血統に合わせて、蔦や雪の結晶、薔薇のようなマーキングマークが体のどこかに表れるという設定。愛し合った証拠が体に浮き出てくるなんて、めちゃくちゃえっちじゃないですか……?
ヒートがないため特例で教師として働けていた吉田なのに、日高にだけは彼のフェロモンの香りが分かるうえ、粘膜接触をしたら額に大きくて濃い薔薇のマーキングマークが表れてしまうなんて、運命が……強すぎる……(通常のマークは1cmほど)。
アルファとして強い力を持つ名門一族出身であることを隠す日高と、“出来損ない”であるがゆえにオメガとしても生きられない吉田は互いにはぐれ者同士。そんな孤独を埋め合おうとするようなエッチシーンは、互いを貪るように激しいのに、慈しみもだだ漏れでかなりの絶品です。
口では「お互いのメリットのためにセフレでいよう」なんて言ってますが、最初から完全に甘々エッチです。ごちそうさまでした。
また、物語のキーパーソンとなる、吉田のクラスのオメガ性の男子生徒・山崎が素直な良い子なので、彼が素敵なアルファと番になるスピンオフも読みたいものです。
感情タグBEST3
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最初は日高先生がもっとやな奴なのかと思ってしまいました。大きな勘違いでした(´∀`*)メッチャ大きな優しさの人でした。吉田先生は可愛すぎず、ちゃんと男っぽい所が良かったです。
デコ〜っっっ!!!
色々なオメガバ世界を見てきましたがマーキングなる証が出るのは初めてです。設定は素敵!でもデコかぁ…隠すの大変そうw彼らは運命の番だったのかな?そこのところは1巻では明らかにならなかったので気になりますが、でも出会って割と早くに惹かれあって番ったのでそうだったのかな?そうだと良いなぁ…。アルファオメガということだったり身分差もありそうでこの先どうなるか続巻も楽しみです!
匿名
日高先生が最初だけ、なんかイヤな奴なのかな?
って感じだったけど、初エッチからラブがあった。
後になるにつれて、あまあまのスパダリになってて最高。
溺愛攻め万歳って感じです。
気の強いΩが好きなのでとても良かったです!
ただヒートが来ないから『出来損ない』のΩと言われていたり、学校は第二の性関係なく平等にの理念を元に採用した初のΩという割に、結局ヒートが来ない出来損ないのΩだから採用した。普通のΩと同様にヒートが来るなら辞めてもらうみたいな雰囲気になっててちょっと矛盾してるなと思いました笑
絵が綺麗
最高の小説家からの作者さん買いです。
王道のオメガバースの話が好きなので、読み始めは楽しめるか不安でしたが、サクサク読めました。
こんな設定もアリだなと思いました。
オメガバースが苦手な方もすんなり読めると思いました。
マーキング
っていう設定は、新しかったです。
が、この続きが気になります!!つがいになった2人がどう絆を深めていくのか?
教師の仕事はどうなるのか?続きは出るんですかね〜?
偏見や格差もあり展開もよくありますが、マークがつくというのとそれがカギになってるので面白かったです。オメガの健気さや只者じゃ無いアルファの雰囲気も好みでした!続編期待してます。
浮び上る紋様が美しい。
オメガバースにプラスされたマーキングの世界観が良き。
高校教師の吉田はΩだけれどヒートの経験がなく、できそこないだと自分も周囲も認識していた。ある日、吉田のクラスの副担任が産休に入ることになり、代替でやって来たのが日高というイギリス帰りの英語教師。誰が見てもαにしか見えない容姿と雰囲気だったが、βだと紹介される。
ところが、あるとき、ヒートがないはずの吉田から濃厚な甘い香りを感じた日高は、それに当てられて抑えられない突発的なヒートを起こしてしまう。実は日高はα抑制剤でβのふりをしていたのだ。
日高は吉田の額に大輪の薔薇のマーキングを浮かび上がらせる。
ヒートがはじまった吉田は教師を続けられるのかという問題に直面。一方の日高は自分がαであることを隠したい。二人はお互いの利を考えて、一定の間隔で関係を持つことに。
二人の抱える事情で、惹かれ合っているのに距離をおいてしまう葛藤が描かれてる。
私は藤河先生の描くキャラクターが魅力的で好き。続編があったら読みたいな。
番になること+大輪の薔薇のマーキング。この世界観も両想いの二人を結びつける強い絆を感じさせて好き。
王道のオメガバース
ヒートの来ない出来損ないのΩが、まるで運命のようにαと出会い、番になるまでのお話。
教師同士、マーキングと称して文様がΩの身体に浮かび上がる特殊なオメガバース。
まだ謎がある部分や、壁が立ちはだかりそうな予感。
匿名
良き
スパダリ最高。
最初の致し方はよろしくないけど、受をちゃんと大事にする感じがキュンキュン。
もっと嫉妬してほしかったな〜!
Ωバース
ヒートがこない出来損ないのΩ
出来損ないって言い方がまず嫌だな
Ωってとことん社会性の地位も低いし暗い背景ばかりが多いですよね
無事に番になれたのはいいんですけど、
ドア開けてすぐ噛みつくのはちょっと!!
もう少しそこは焦らして欲しかった!