【感想・ネタバレ】時計仕掛けの歪んだ罠のレビュー

あらすじ

スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンス。

15歳の少女3人の連続失踪事件を追うベリエル。目撃の通報を受けて急行するも、3度とも現場はもぬけの殻で、彼は苛立ちを募らせていた。事を荒立てたくない上司の警告をよそに、殺人事件だと確信し捜査に執念を見せるベリエルはやがて、それぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。緊迫の攻防、息を呑む逆転劇、衝撃の真相……。ここまで目を見張る取り調べシーンがかつてあっただろうか。ページをめくる手が止まらない、スウェーデンNo.1ベストセラーの傑作犯罪サスペンス!(2020年7月発行作品)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初のアルネ・ダール。
翻訳ミステリ大賞シンジケートで紹介されていて読みたくなったので。

評判どおり、物凄く面白かった!
食傷気味だった北欧ミステリかつはみ出し刑事ものではあるけど、そんなこと吹っ飛ばすほどに面白かった。

話の入りは北欧刑事ものではあるが、特に第二部の取調室の攻防以降、印象がガラリと変わる(この攻防自体も面白い)。ここまで先が気になり、ページをめくる手が止まらない小説も久しぶりだった。

最後は、多分賛否両論なんだろうけど、個人的にはいい知れぬゾッとする感じも素晴らしいと思った。
シーズンが続くというか。

シリーズとしては5作くらい出てて、ただ翻訳は2冊目までらしい。非常に楽しみにしているので、どうか最後まで翻訳されますように。

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2022年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スウェーデン。少女失踪事件の有力な手掛かりを得て現場に踏み込んだべリエルたちだが,すでにそこには誰もいなかった。これは連続殺人事件なのか。当日撮影した写真の中に,あるヒントを見つけたが。

またも北欧ミステリ。森林が多くて寒くてという感じが不気味さを盛り上げております。冒頭から,べリエルが時計大好きぽいことがわかるのですが,タイトルの意味と,なぜべリエルがこの事件に執着しているのかと,途中でえっまさかそっち・・・と思いきや展開がまた二転三転するのとで,読んでいてちょっと疲れます笑 いや,面白いけど。

そして最後・・・事件解決のカタストロフィーは持たせつつも,最後・・・。
続きものだったのか・・・。

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

監禁ものはつらいな、と思いつつ、

もう一人の主人公の登場の仕方、それがバチバチ後相棒になっていく過程がかなり意外で面白い。

早く次作を読みたい。

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤は、何が起きているのかも各キャラクター像も掴みきれないまま展開していく。どうやら主人公のベリエルたち警察は少女の誘拐・監禁事件を追っていて、ベリエルだけがこれは連続した事件だと睨んでいるらしい。そして彼はすべての現場に写り込む一人の女性の存在に気付き、その女性ブロームを特定して尋問する。ところがそこから物語はひっくり返る。追っていたはずのベリエルはまんまとブロームの罠に嵌ったのだった。
ベリエルとブロームの二人は同級生で、まだ10代だった遠い昔、彼らの学校にヴィリアムという奇形の転校生がやってきた。ヴィリアムはその容貌から酷いいじめを受けていたことから、ヴィリアムは特定の年代の少女に恨みを抱き、無差別に誘拐・殺害していると二人は推理した。
北欧ミステリらしいダークな雰囲気がクセになる。日本でもスウェーデンでも、公安という存在は興味を掻き立てる。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いっちばん最後の最後でうわぁ〜って声が出てしまった。あぁああ。こわぁ〜。。

他の方のレビュー見たら、どうやらシリーズは5作出ていて、そのうち2作目までは翻訳されることが決まってるらしい。

アレックス読んだ時も思ったが…翻訳モノは苦手かもしれないなぁ。というか、ジェフェリーアーチャーとかスティーブンキングとか、ほとんどアメリカの作家さんしか読んでないからかも…アガサクリスティは読んだけど、数十年前で昔の訳って感じあるし。
あ、そもそも非英語→英語→日本語 って訳されてるのね。え、これどういう意味?みたいなことが多々あってなかなか読み進むのに骨が折れた…

ベリエルが何を感じて何を考えているのか?
主人公の過去や感情が伏せられたままで話が進むパターンはたくさんあるけれど、それが作者の意図なのか、私が文章読みきれてないからなのか、掴みかねたままだった。。

前半もしかして犯人はベリエルの過去絡み?と思っていたら、怪しかった女が実は子供の頃の同窓生ででも公安警察で、でもさらにもう一枚あったのが、個人と組織の力の違いが見せつけられてよかった。

タイトルの「時計仕掛け」はどういうことなのかな?英題「Watching You」。えええ?って感じ。それってヴィリアムが、ベリエルを、てこと?タイトル知ってたら読んだ感じもまた違ったかも。

でも前半と後半で展開が変わった後も、ベリエルの性格パターンが今ひとつわからないのでなかなか感情移入できなかったんだよな…

前半の歯車や、ベリエルの不安定さや、ちょいちょい挟まってる何かの過去の記憶?、後半は違う意味での不安(誰が敵か?)、全体的に不安要素がいっぱいで、最後に彼が死んでも何も明確にならず(文字通り、何も!明確には)
モヤモヤが続いたままラストでアレ。。。。

やっぱりコレ、ちょうどこの間まで見てたエルピスで、関係者が口封じに殺されるアレかな??っていう。。。

でもラストのあれのおかげで続きが読みたくなった。ISとかイスラムとか出てきてたし、なんか壮大な話になるのかな…

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2023年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

始まりは3人の連続誘拐事件を追う、スウェーデンミステリーの少し暗い話かと思ったが、途中から一変。
暗い、もの悲しい雰囲気はそのままにサスペンスミステリーへ。
なかなか面白くはあったが、動機等納得がいかないところもいくつかあり。次作ではっきりするのか。
あんな終わり方をされると次作を読まざるをえない。

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2021年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

CL 2021.1.5-2021.1.12

出だしとラストは全く違う様相。
前半は好きになれなくて、終盤面白くなってきたと思ったのに、あのラストはまた好きじゃないなー

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2021年01月12日

nao

ネタバレ 購入済み

えーっ嘘でしょー!

嘘でしょ、が最後を読んだ感想です

現場を見て何かを感じるとどこかに行ってしまうか思考の深みにはまって動かなくなるか、という大変迷惑な主人公で、いかに有能でもこんな上司を持った部下は大変だーとウンザリしながら読んでいました。
自分だけわかっている独り言が多く、挫折しそうな時に第二部の後半で新たな展開になります。
結局、私は犯人が誰か分からなかったのですが、それは今後明らかになるんですかね?
モヤモヤしながら最後まで行くとかなりの衝撃が待っています
私はすごくショックでした
あー、気が進まないけれど続きは気になるー
全部シリーズが終わってから読みたかったです

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2020年10月25日

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