あらすじ
リーダーシップに「正解(シングル・アンサー)」はない。
あなただけの答えを見出せ!
優れたリーダーは「自分が最も得意とする戦い方」で勝負する。
事業の発展段階や、組織が置かれている状況、直面している課題などによって、必要とされるリーダーシップは異なる。また、すべての要件を満たせる万能のリーダーはいない。
まずは、自分の力でコントロールできることと、できないことを区別しよう。両者を混同すると、リーダーとして適切な手を打てない。
そのうえで、「自分が最も得意とする戦い方」にフォーカスしよう。経営者やリーダーの戦い方を類型化した「リーダーシップ・マトリクス」が示す4つのタイプのうち、あなたが最も得意とする戦い方はどれか。
(1) ゴールを示して、人を動かす (軍師型)
(2) 未来を語り、人を巻き込む (ビジョナリー)
(3) 人を動かす仕組みをつくる (堅実派)
(4) 自ら最前線に立ち、牽引する (率先垂範型)
さらには、戦い方の幅を広げる方法や、自分に欠けている部分を補ってくれるパートナーの存在、答えのない時代だからこそ求められるリーダーの条件、有事のリーダーシップなど、実際の企業や経営者の事例をまじえながら、リーダー、マネジャーとして成功するための原理原則を明らかにする。
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Posted by ブクログ
学びは、得意な戦い方を見つけて伸ばす、戦い方を広げるには参考になる人を身近に見つける、シミュレーションをする、という点。項羽と劉邦の話も興味深い。個人のキャラクターと運を自覚すると、戦い方が広がると思った。
Posted by ブクログ
リーダーシップに正解はない。リーダーは自分が置かれている環境のなかで打ち手を考えて実行し、その選択を正解にするのが仕事。
この時、「①環境」と「②打ち手」を混同しがちだけど、そこは明確に区別しましょう。①環境は主に「自分にコントロールできないこと(制約条件/事実)」、②打ち手は「自分にコントロールできること(何をどのようにやるか/解釈)」。この2つを区別・整理したうえで、自分の強みを踏まえた施策に落とし込めると強いよね~という話。