【感想・ネタバレ】ひとめぼれのレビュー

あらすじ

累計130万部突破、大人気「まんまこと」シリーズの第6弾。

札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。そして新たな出会いが?(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。

いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。

解説・紗久楽さわ〈「まんまこと」を自由に漫画で描けた幸福〉

※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

2021/7/11
思ったようにはいかないね。
一番固いと思っていた同心見習の吉五郎にも憂いができてしまったよ。
年若い許嫁が他の人を好きになっても、立場上も性格上も止める吉五郎じゃないもんね。
麻之助にも新しい恋をして欲しいようなお寿ずちゃんをずっと思ってて欲しいような。
イケオジ小十郎様が決めた今後がフェアでやっぱイケオジやなぁと思った。

0
2021年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第六弾。
みんな、少しずつ成長している。
『ひとめぼれ』で小十郎が親として、相馬家当主として下した決断は、彼らしくて胸がすく思いがした。

どこぞの御父上にも、是非ともこのような決断をして頂きたいものだ…。

0
2021年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 『まんまこと』シリーズ第6作。麻之助はまだ町名主・高橋家の跡取りのままだが、盟友・清十郎は既に後を継いでおり、吉五郎は同心の養子となっていた。悪友三人組の周囲でも、時は容赦なく移ろいゆく。

 「わかれみち」。解決したはずのある事件が蒸し返された。読んだ記憶はあるようなないような…。短編にしては入り組んだ真相だが、懲りていないばかりか、この大物たちを敵に回す恐ろしさを知らなかったとは。

 「昔の約束あり」。毎度毎度、麻之助にはやっかいな話が持ち込まれる。ということは吉五郎も巻き込まれ…。男三人はともかく、女三人も無茶をする。結果的に助かったのだから、あまり強く責めることもできないか。

 「言祝ぎ」。うーむ、こういうのも町名主(の跡取り)の仕事なのか? 自由恋愛など困難な江戸の婚礼事情。お武家相手に無茶をするものだが、よほどの大物でなければ、お武家の権限などこんなものなのだろうか。

 「黒煙」。江戸に火事はつきものだが、避難のどさくさで盗難騒ぎが発生。噂の恐ろしさはSNS時代の比ではなかったのだろう。見つけるだけではなく、どう収拾させるかが問われる。結局、麻之助は頼られている。

 「心の底」。あのねえ、吉五郎の義父の小十郎も、麻之助を利用しすぎではないか? シリーズ初の展開になるかと思いきや、直前になって…。親切は悪いことではない。しかし、お人好しすぎてもいけないという事例か。

 「ひとめぼれ」。雪見のお誘いを受けて出向いてみれば、なぜかあの人やこの人も…。雪が降ったといえば、本格ではお馴染みのシチュエーション。この人情物シリーズにあって、推理の要素が強い珍しい一編。そして小十郎からは重大発表が。それにしても、麻之助よお疲れ様。

0
2020年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだまだお寿ずさんのことが忘れられない麻乃助。
それでも仕事も厄介事もやってくる。
今巻は身内にかかる厄介事が多かったからなー。
忘れるのではなく、思い出になる話を早く読みたい。

0
2020年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 麻之助は相変わらず説明口調だなぁ、とか、清十郎はすっかり丸くなった(というか存在感が希薄になった)なぁ、とか、吉五郎はすっかり小十郎さんの付き人みたいな立ち位置になってるなぁ、などと、遠い目をしつつ……。むむ、話をどう持って行きたいのか、よく分からなくなってきたぞ? お雪さんが麻之助の新しい相手か?と思いきや、さほど引っ張らずだし、かと思いきや吉五郎が急転直下だし……。早く二人ともに、お安さんみたいな見ていて安心できるお相手ができると良いですねぇ(保護者目線)

0
2020年07月25日

「歴史・時代」ランキング