【感想・ネタバレ】獣の奏者 I闘蛇編のレビュー

あらすじ

児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 世界的注目作家の新たなる代表作。リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメにもなった超有名ファンタジーを今更手に取る笑
魔法だのドラゴンだのが出るキラキラド派手なファンタジーもいいけどこういう落ち着いた自然豊かな世界観のファンタジーの方が好き。
エリンの母ソヨンが処刑されてしまうということ以外知らないからこれから始まる冒険が楽しみで読みながら心踊る✨
1巻ではいよいよ学校に入ったけど、ジョウンとの別れが寂しいなぁ……もう少しジョウンと蜂飼いしながら自然について学んでいき、絆を深めていくシーンが欲しかったし何ならずっと一緒にいて欲しかったけどそれじゃお話にならないもんね…仕方ない(;_;)

続きが楽しみ!

0
2025年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 子供の頃からずっと読んできた作品。本棚を片付けたら、獣の奏者が出てきて、久々に読んでみた。
 やはり、上橋菜穂子先生の作品は描写が美しい。例えば、「湖畔にすくっと立つサロウの大樹が、満開の時を迎えていた。湖に張り出した枝にびっしりと咲いている白い綿毛のような花が、朝の光を浴びて、ちらちらと輝いている」。自分の目の前に大樹が聳え立つ湖があって、白い花が光り輝いているように感じられる。自分が獣の奏者の世界に入り込んだような感覚になる。
 大人になってから読むと、子供の頃とは違う目線で物語を見ていた。子供の頃はエリンに感情移入をして、母と別れる辛さを思い涙していた。しかし、今はソヨンが骨に刻むように守ってきた戒律を娘のために破ることに涙した。
 風景の描写が見事で、人が社会で懸命に生きる様子が伝わった。
 

0
2024年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ評価をするに値する段階ではない、起承転結の『起』しか起こらない本だった。ただ、そう言って甘く見るのは筋違い。綿密に練られたであろう世界観は、見るものを容易く引き込んでいく。やはり、作者さんは国の陰謀に巻き込まれる系の話が上手い人だと思う。
ジョウンが…いい人でめっちゃほっこりした!

0
2025年01月02日

「SF・ファンタジー」ランキング