あらすじ
いざ、地形のバケモノをめぐる深海底世界一周の旅へ!
深海底には、陸上とは比較にならない巨大地形がひしめいている。地球を2周する長さの巨大山脈、エベレストを呑み込む深さの海溝、日本列島の数倍もある台地、海底総面積の30%を占める大平原、月の直径よりも長い大断層……どうしてこんなものができたのか?
さあ、キャプテンフジオカがナビゲートする潜水艇で、「見えない絶景」をめぐる世界一周の旅に出よう。想像を絶する地形のバケモノたちの成り立ちを知れば、地球の「本当の顔」が見えてくる!
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Posted by ブクログ
海底の地形はどうやってできるのか。
なぜ巨大な地形ができるのか。
プレートテクトニクスにより海溝や山脈ができる。それを基本として何が加わると実際の地形になるのかを海底を世界一周する態で解説する。
マントルからマグマが地表に噴き出す、その形態の違いで海台のような大規模な地形からハワイ諸島まで、形成された様子がつきとめられる。
興味深いのはプレートテクトニクスが「いつ始まり」「このあとどうなるのか」。いつ始まったのか、を解説するために古代地球(冥王代地球)の形成の歴史も活写する。
太陽系の惑星が岩石惑星、氷惑星、ガス惑星に分かれた理由もわかった。
プレートテクトニクスが存在する惑星は太陽系では地球だけ、と聞いたことがあるがその理由について仮説があれば知りたい。
この本で得た知識をもとに「日本列島100万年史」を再読したい。