【感想・ネタバレ】浜風屋菓子話 日乃出が走る<二>新装版のレビュー

中島久枝 / 鈴木ゆかり

あの菓子はまさしく稲妻だった―― 和菓子修行を続ける日乃出は西洋人のタカナミに出会い、西洋菓子の味の虜になる。西洋菓子に惹かれていく日乃出と、ぎくしゃくし始める浜風屋の仲間との関係。一方、浜風屋で働きはじめた娘・葛葉は兄を捜していると言うのだが、どうやら何かを隠しているようで……。 はたして浜風屋はかつての絆を取り戻すことができるのか！？

[ブクログ · ★★★★☆]

西洋菓子を学びたい日之出と浜風屋のみんなと距離が出来てしまう今回。
明治初期はまだ庶民の口に西洋菓子が入ることは、あまりなかっただろうし、何よりバターやミルクに抵抗がある人が多かったと思うのだけど。
私はバターが苦手だし(^◇^;)
突っ走ってしまった日之出がやはり浜風屋に戻るのは安心の展開でしたわ。