あらすじ
漁師・長尾と「愛人」の紗江の二人がたどりついたのは日本海。郷里ゆかりの地で漁師になった長尾。彼に伴われ移り住んだ紗江は「二号丸」と呼ばれ、地域のコミュニティから拒まれる一方、長尾の妻と電話を通じた不思議な交流を続けていたが――。
表題作ほか、プリンを巡る男たちの思いが熱い短篇3作と、大震災以降を生きる女性たちを描いた中篇「あの日以降」を収録した、色彩豊かな短篇集。
解説・東直子
※この電子書籍は2013年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
何を拠り所にしているか曖昧な生活から、何かをきっかけに、点と点がつながっていくところが気持ちよかったです。やっぱり人は繋がりに生かされているんだなぁと感じました。
他人に不憫と言われようとも、自分の選んだ道を歩んでいく姿はいろんな人に通ずるところがあると思います。不倫には賛成できないけれど。笑
選んだ方が正解か不正解かわからないけれど、例え不正解だったとしても、自分の人生の一部として受け入れる強い人になりたいです。
アラモードの話がなんとなく好きだった