あらすじ
老若男女に読み継がれる、不朽の名作。
生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。
真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになる……。
実写映画、アニメにもなった、累計100万部突破の青春小説!
解説・阿川佐和子
※この電子書籍は1997年7月に理論社より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
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今の自分にも当てはめられる物語
人は他人を全て理解出来ているわけではなく、自分からの目線でしか判断出来ていない。
それが結果として、敵意だったり、好意になったりしている。
物事が上手くいかないときは、全ての事が最悪に視えてしまうときがあるが、ホームステイだと思うともう少し気楽にやっていくことが出来るかもな。
良い気持ちになりました
Posted by ブクログ
珍しく1日で読み終えた
結構気に入りました
今後の人生、ホームステイとして生きるのありかもしれないなぁ
視野を広く持ちたいな
リセットしたいな
Posted by ブクログ
家族や友人、自身の周りの人に目を向けたくなる内容です。カラフルという言葉がやさしく心に残りました。
読んでよかったと思える一冊です。
個人的に好きなシーンは、お兄さんの部屋での会話シーンです。「自分で考えろ」という言葉と態度の内面に潜む家族への気持ちにグッときました。
Posted by ブクログ
見事な本。
著者の伝えたいことがすっきりわかりやすく導かれ、読み終わった後はじんわり温かい気持ちになった。中学生、高校生の時に一度読んでおきたかった。思い込まず、いろいろな見方をすることを忘れてはならない。そして現代は色々と考えすぎだよね、やっぱり。援交の話とか出てくるけど、それ以上に得るものが大きいので子供に勧めたい本です。
心に残った言葉。
「再挑戦中のぼくにとって、小林真とはまったくの赤の他人であり、一時的な仮の宿にすぎなかった。だからこそあんなにのびのびと振る舞うことができたんだ。あと先のことなんて何も気にせず、平気で貯金を叩いて、欲しいものを買って、誰に対しても好きなことを言って。」
「あなたはまたしばらくの間下界で過ごして、そして再びここに戻ってくる。せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまた始まるこだと気楽に考えればいい」
「下界でまた気持ちが縮こまりそうになったら、再挑戦の四ヶ月を思い出してください。自分で自分を縛らず、自由に動いていたあの感覚を。そして、あなたを支えてくれた人たちのことを」
Posted by ブクログ
中学生ぐらいの頃に読んだ記憶がありますが、見かけたので改めて読んでみました。
昔読んだ時のイメージとは違い、こんな内容だったけ?とは思いましたが読みやすくまとまりも良い印象です。
Posted by ブクログ
前向きになれる小説
魂が自分の中に入ってホームステイしている
と思って生きてみるのもいいなっと
心が軽くなりそうだった
自分も自分の世界を探して何があっても
動じない世界をみつけたい
もっとその人のことを知ることが大事
何でそんなことしたのか、
そんなことを言ったのか
コミュニケーションをとっていれば
真も自殺することはなかったかも
と考えさせられた
Posted by ブクログ
出だしから軽〜い感じのファンタジー。登場する人たちも、なんだか軽い?天使のプラプラ!?主人公のお母さん‥、母親として大丈夫!?みたいな‥。
でも、後半へ進むにつれて、「人とは」とか、「人の善悪とは」とか、「生きるとは」とか。いろんなことを考えさせられた。それを重々しくなく、序盤からの軽〜い感じで問いかけてくるのが、この小説の凄さかもしれない。
悩める若者には是非一度、読んでみてもらいたいな。
2022年「HOME STAY」というタイトルで映画化しているらしいので、そちらも観てみたい。
Posted by ブクログ
主人公の正体が自殺をした本人であることは予想できた作品
自分事ではなく他人事だと捉えられればある種生きやすいよなとは共感した
ただ自分のことを他人事に捉えることの難しさ、、、
面白い!けど軽い…
ファンタジーのような設定で、天使とのやりとりなどクスりと笑えました。
しかし主人公が自殺に至った経緯が私には軽く感じられ、感情移入はしづらい。