あらすじ
「治したい。でも治せない。どうすりゃいいんだ、俺」
累計23万部突破のベストセラーシリーズ、感動の第3弾
若手外科医・雨野隆治のもとに急患で運ばれてきた二十一歳の向日葵(むかい あおい)。
彼女はステージⅣの癌患者だった。
自分の病状を知りながらも明るく人懐っこい葵は、雨野に「人生でやっておきたいこと第一位」を打ち明ける。
医者として止めるべきか
友達として叶えてあげるべきか
現役外科医が生と死の現場を圧倒的リアリティで描く、シリーズ第三弾。
感情タグBEST3
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この後が気になります
ドラマ化ということで、一気に3冊分読了。
佐藤先生や凛子先生の視点もあり、今までより多元的に話が進みます。
佐藤先生のパートナー(候補?)の渋谷氏に来ているというお見合い相手、凛子先生のプロフィールに似ているように思うのは気のせいでしょうか?
ラスト後、きっとみんな怒られてしまうんだろうなと思うが、それでも突っ走るしかない熱さを忘れてしまっていないかと己を振り返りました。
Posted by ブクログ
今回も盛りだくさん。
とにかく医師が超多忙ということ。
病は例え年齢が若くても無常に襲いかかるということ。
凜子の間延びした可愛らしい話しかたに癒されます。
きっと患者さんも同じなんだろうなあ。
そんな凜子ちゃんも長く医師をしていると少しずつ変わっていくのだろうか。
佐藤先生、隆治、凜子ちゃんの医師として、人としての思い悩みが臨場感溢れる表現で書かれている。
葵ちゃんが無事、富士山に登れてよかった。
ハラハラドキドキでした…。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。研修生だった隆治も若手外科医として、できることも増えてきた。
"アメリカ"ではアメリカ行きが決まった恋人に結婚を申し込まれ、外科医というキャリアと女性として家庭を持つことの間で揺れる佐藤先生が描かれていて、佐藤先生ファンとしては、この先が気になる。
"夜明け"では、癌が肺にも肝臓にも転移し、余命6ヶ月弱の患者、葵と一緒に富士登山をする。現実味に欠ける設定ながら、また富士山に登りたくなった。