【感想・ネタバレ】逃げるな新人外科医 泣くな研修医2のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっという間に終わった。面白すぎです。いやそんな言い方は不謹慎かもしれないけど。
少しクスッとして、ホッとできたのはCoCo壱が登場する場面。この病院ではスタッフの定番食だとか。愛知県民としてはムダに誇らしく思える瞬間(笑)
食事も人を支えてるんだな、と改めて得心。

とはいえ今回はヘビー。出来のいい後輩が入ってくる。1作目の「大丈夫です」を伏線とするように、急変してしまった患者のご家族から詰め寄られる。先輩には叱られる。お看取りの回数も増え、毎度やるせない。そこへさらに医療過誤を起こす。
まさに逃げるな、だ。

しかし、この主人公は逃げない。折れない。実家の父が倒れても働き続ける。たとえ挫けても立ち上がりが早い。悩むことと仕事を同時にこなしているからなのか。
人間らしく、もっともっと悩んで立ち止まったっていいんだよ、とさえ思ってしまう。それでも読者をおいてけぼりにしない、なんだろうこれ。不思議な感覚。


余談ながら大腸がんからの腹膜転移、肺がんから間質性肺炎。両親の死因とまったく同じで突き刺さる。それは呼吸器を外す瞬間ピークになった。
この主人公と私とでは、考えの深さがまるで違った。言葉にならないほどの後悔が襲ってくる。
まだまだ。
人生はまだだ。
逃げるな、はるパパ。
覚悟を決めて、もっとがんばるぞ。

0
2024年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく良かった。読みやすい。主人公の感情が分かりやすく書かれて、同情する。応援したくなる。新しいサイオンジ先生と水辺さんが印象的、それと同時に鹿児島のお父さんの病気がとても悲しい。すぐに読んじゃった。これが自分の家族だったら、自分だったら、と考えてしまう。

0
2023年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
一生懸命頑張る新人医者。出来る上司や陽気な後輩に囲まれながら、恋もして特別なことはないけど、ほんわか。あぁ頑張っているな、と素朴さに好感が持てる。

あらすじ
牛ノ町病院で研修医から外科医になった雨野隆治は日々奮闘していた。新しくお嬢様の西桜寺という研修医が入ってきた。抜けているように見えるが、仕事の覚えは早く、患者とのコミュニケーションもしっかりしていた。

一方の隆治は気が優しくて生真面目、上にも下にも気をつかう。大腸がんの患者を二人受け持つことになり、ミスや急な対応に追われつつ、成長していく。

合コンで出会ったはるかと会うようになり、付き合うことになった。

自分が受け持った患者が亡くなりショックを受ける。実は父親も大腸がんで入院していたことが母親からの連絡で分かる。父親の容態が安定したと聞いて、鹿児島に帰郷することに。父親に会いに病院へ行くと急に容態が悪化し、そのまま帰らぬ人となる。

0
2024年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一巻より頼もしくなった主人公が、しかし研修医の頃の感覚を忘れず後輩に言葉をかけるのが好ましい。
「医者としての感覚」、「人としての感覚」、そのダブルスタンダードな感覚は私には想像もつかないので、この作品は興味深い。
人の命や病など、重たいテーマなので、影響を受けやすい私としては心が元気な時に読みたい

0
2023年12月29日

ネタバレ 購入済み

読み終えて。

読み終えて色々と考えさせられた。

自分も主人公と同じく淡々と仕事をしているところがありそれを寂しく思うところがあります。

ただ自分以上に人間っぽいところが素晴らしいと思います。

そういう意味でも勉強になる本でした。

0
2022年11月15日

「小説」ランキング