あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
日本の何が問題なのか?
母娘問題、セクハラ、結婚・恋愛・子育て、団塊世代と大学闘争、性暴力などについて徹底的に語り合った7時間!
◆もくじ◆
はじめに 田房永子
第1章 女はどうしてこんなに大変なの?
母のふたつのメッセージ。「手に職つけろ」と「結婚して子どもを産め」
団塊母とロスジェネ娘、価値観のねじれ
1960年代の大学闘争。その時、母は? 上野千鶴子は?
彼女が毒母になったワケ
母から娘へ、暴力の連鎖を止めるには
「おまえのため」は「私のため」だった
母も、そのまた母も、女はいつの時代も大変!
団塊世代はこうして生まれた
お母さんに認めてほしかったお母さん
すべての母は抑圧的
当事者にならない団塊父
母という名の女には勝てやしない
第2章 女はどうやって闘ってきた? どうやって闘えばいいの?
個人的なことは政治的なこと
性革命とウーマンリブ
上野千鶴子がフェミニストになったワケ
ジーパンで性的主体性を取り戻した!?
A面とB面/市場と家族
障害者運動とフェミニズム。優生保護法改悪反対運動
働く女と専業主婦の分断は誰のせい?
「活動専業・主婦」たちの闘い方
幼保無償化は女を分断する
第3章 結婚・恋愛・子育てについて真剣に考えてみる
戦場を非日常に移した女たち
「一人一殺」。家庭から社会を変える!
男が自発的に変わらないのは「男ボーナス」があるから
結婚、恋愛、ナメンなよ!
半世紀たって女の結婚願望は変わった?
「花嫁候補」から「戦力」になった女性社員
子どもを産むのは親のエゴイズム
ナメたツケは子どもに回る
子どもには干渉するのに夫に踏み込まない妻、妻から逃げる夫
手を抜かない交渉を続けないと夫婦の関係は変わらない
第4章 フェミニズムと性の話。おっさん的想像力よ、さようなら!
That's very オヤジ!? That's very 東大!?
娘の母として性を考える
おっさん的想像力を撲滅したい!
息子の母として「性」を考える
「フェミニスト=性に厳格」という思い込み
モテる女はおとせる女?
私たちは山ほど洗脳されている!
子ども向けアニメ・漫画で進む男子と女子のミスマッチ
オーガズム、それが私の革命!
第5章 私はフェミニスト!
フェミニストはモテない、嫌われる、いじられる?
テレビ番組やCMは炎上して学習してもらえばいい
フェミニストのイメージが変わってきた!
男は権力の側にいることを自覚している
「フェミニスト=男になりたい女」という誤解
女も戦争に行ってはじめて平等?
フェミニズムは学校で教えられるものか?
戦争神経症の問題はホモソの象徴
フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想
私はフェミニスト!
おわりに 上野千鶴子
近年、話題になることの多い「フェミニズム」。興味はあるけど難しそう…。結局フェミニズムって何だろう? そんな人に向けた、令和のフェミニズム入門書を紹介します!
本書は、社会学者・上野千鶴子先生と漫画家・田房永子先生の、フェミニズムに関する対談がまとめられています。この本が入門書として特にオススメなのは、上野先生と田房先生お二人の会話形式で進むため、分かりやすく、肩肘張らずに読むことができる点です。専門用語は必ず説明がつきますので、知識「ゼロから」でも問題なく歴史を学べます。本書ではフェミニズムを、仕事や恋愛、子育てなどの身近なトピックのなかに落とし込みながら紹介しています。読みながら「あの時感じていたモヤモヤって、フェミニズムの問題だったのか!」とスッキリすること間違いなし! ちなみに私はかなりスッキリしました(笑)。
フェミニズム、なぜか気になるけど、なんとなく足踏みしてしまう。そんなあなたにこそオススメの一冊です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
初めての上野千鶴子さんの対談本。
田房永子さんは漫画で知っていたので、ちょっと身近な感じがして、手にとれた。
以前、世界からみたフェミニズムについての本を読んでもいまいちピンとこなかったのは、私が日本の近代史を知らなかったからだと思った。世界の潮流と日本の潮流は、会うときは会い、離れているときは離れている。
日本の、次の世代につながらないフェミニズムの構図は教育のせいだと思った。
「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶのよ。」という上野千鶴子さんの言葉で、私はフェミニストではなかったと気づいた。
ただの女尊男卑。
ミソジニー 「男にとっては『女性蔑視』、女にとっては『自己嫌悪』」
私は自己嫌悪とは仲良しなほうだと思うけれど、そこまで徹底してできているかと言われるとできていない。
フェミニストがカッコいいなと思った。
この本で知った、エマ・ワトソンさんのHe For Sheも見て、フェミニズムの行き着くところは、弱者が弱者のままで存在意義のある状態へ、そしてそれは男性的であらねばと強がっている男性たちを救えることでもあるのだと、心底感心した。
Posted by ブクログ
いろんな発見があった!
それに長い歴史の流れの中に自分がいる実感、発信することの大切さを感じた。
私もミソジニーとしての女になりたくない気持ちからフェミニズムを主張していたけど、女である自分を愛するためにフェミを名乗ることもできるのだと思った。
支配的な男になりたいわけではなく、弱者として弱者のまま優しい世界で生きていきたい。
【以下メモ】
個人的なことは政治的なこと
一人一殺
相手を巻き込んで自分も巻き込まれる。それこそ恋愛と結婚
ミソジニーからフェミが始まる
フェミニズムと性欲はもちろん共存する
長いヘテロの歴史が身体にインプットされている
オーガズムはシナリオ通り
落とせる女オーラを出せは簡単にモテる
それが必要ないなら満たされてるってこと
言葉という洗脳で恋愛を知る
感情は言語化されてはじめて経験になる
「女も戦争に行け」に対しては、兵士、殺される側の人権の侵害それがなくなる戦争自体に反対の姿勢。人権尊重としてのフェミ活動。
Posted by ブクログ
会話調で書かれているのでなかなか刺激的な表現ではあるが、今まで女性が感じていなもやもやを分かりやすい言葉で言語化されているので、とても読みやすい。
印象に残った言葉:
・おっさん的想像力の撲滅→性犯罪の話で男に「自分の娘や彼女が被害に遭ったらと考えて行動しよう」っていう話し方、それ自体が女性が男性の所有物という感覚であり、おっさん的想像力になっている
・夫(男)には既得権益があり妻(女)はその不平等にキレるという構図→社会構造上の問題であり、家庭の問題として捉えずにしぶとく議論することが大事
・男は既得権益を保有していることを無自覚的に認識しており、女に奪われると感じているが、女は別に尊重して欲しいだけで既得権益の山に立ちたいわけではなく、ぶっ壊したいだけ。