あらすじ
時は江戸時代・後期。真夏の蒸し暑くせまい長屋で、熱い吐息交じりにまぐわう男がふたり―。 客に男色を売った男娼の総称=陰間(かげま)。元・陰間の百樹(ももき)は、ある雨の日に卍(まんじ)に出逢い拾われた。陰間の仕事としてではなく、やさしく愛おしく、恋人として抱かれる瞬間はまるで夢のようで、そんな日々に百樹は幸せでいっぱいなのだった。たとえ過去に、どんなことがあったとしても。伊達男×陰間あがり。溺れるほど愛おしい江戸男子の艶ごと極上エロス。
江戸漫画の革命児、紗久楽さわが描く、初のBL作品単話版第1巻!
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火事の時は大事なもん持って逃げなきゃって言われて卍兄ぃを背負って走り出すお百がカワイイです!
虹の出た日に出会った2人がずっと幸せでいられますように
江戸BL
元陰間の百と火消しの万次。
この二人をメインにしたあでやかなお江戸BL。
とにかく絵のタッチがとてもきれいでまるで浮世絵を見ているみたいである。
この二人の関係もご近所さんにおおむね受け入れられてるみたいなのもとても良い。
出会いが雨のときなんてとてもロマンティック。
陰間が出てくる話だと暗かったり切なかったりやたら悲観的なおはなしが多い。
ただこの漫画は出ている二人基本明るいのが読んでいてうれしい。
火消しの万次を担いで走れるくらいに百は力のある健康優良児であることもとても楽しい。
ただ陰間だった過去があるくらいなので百にも相当つらいことがあったのだろうなぁというのもなんとなく予想できる。
盛りが十代半ばくらいでそのあとはやめる人がほとんどなので子供の頃に学んだことがそもそも将来に活かせず困窮する人もいたくらいである。
そういう状況に百がならず、万次とああやって笑っていられるのはほんとにいいであいだったんだろうなぁと思う。
この漫画は本法に芸術品である。
受けの表情はかわいく漫画らしい描かれ方のように感じましたが、攻めはさながら浮世絵という印象で、なんとも色っぽくて癖になる。セリフも洒落てて素敵。
おすすめ
絵がキレイ
ストーリーもしっかりあって、
お互いを大事にしているところや
過去のこと
辛いこともある中で今を大事にしている
二人がステキ