【感想・ネタバレ】病に至る恋のレビュー

あらすじ

150人以上の被害者を出した自殺教唆ゲーム『青い蝶(ブルーモルフォ)』の主催者である女子高生の寄河景。彼女がなぜここに至ったのか。その片鱗が垣間見える幼少期を描いた「病巣の繭」。ゲームに囚われた少年少女を描く「病に至る恋」。景と宮嶺望のデートを描いた「どこにでもある一日の話」。もし自分の異常性に気付いた景が小学校に通うのをやめていたら? 運命の残酷さを描く「バタフライエフェクト・シンドローム」。
これは、愛がもたらす悲劇の連鎖――病に至るまでの恋の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恋に至る病のスピンオフ短編集といった形。

お母さん目線の、景の幼少期時代のお話がとても興味深くて面白かった。子供の頃から操るのが上手いというサイコパスなところが出てて良い。

景の幼少期から延田くんの話に移る。
ブルーモルフォの細かい内容が顕になって面白い。この仕組みを思いついたの天才。どこか本当にありそうな…

景の幼少期と延田くんのお話がすきかも。
そして宮嶺と景の絡みがあまり好みでないのかもしれないという気付きがありました。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物たちは孤独や生きづらさを抱えながら、相手の痛みを理解しようとするが、閉じた世界観の中にいた。印象的だったのは、「わかり合えたこと」自体は本物だという点である。互いの傷や苦しさを深く理解しているからこそ、その関係は美しく見える。しかし同時に、その結びつきは自傷行為や共依存とも隣り合わせであり、読んでいて強い息苦しさを感じた。斜線堂作品は「恋と破滅が紙一重」であることを非常に繊細に描いている。読み終えたあとには、美しさと痛々しさが同時に残った。自傷行為と共依存が絡み合う関係性が壮絶な作品だった。⑤

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「病巣の繭」
浪川先生が妊娠されていたお子さんを亡くした、心の隙を突いてコントロールしていたと考えられる。
保育園児の頃から恐ろしい。

「病に至る恋」
延田や緋達に共感した。

「どこにでもある一日の話」
「バタフライエフェクト・シンドローム」
何だか微笑ましい。
良い話すぎて、現実とフィクションが混合して危なかった。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本編の解釈のヒントになるかなと思ったけど、そうはいかなかった。『病巣の繭』は保育園に通う景にその後の片鱗が見つつも、まだこの頃は母を救うという純粋な思いがあったように感じた。ブルーモルフォのプレイヤー視点で語られた『病に至る恋』ではプレイヤーの心情に苦しくなり、景と宮嶺のデートを描く『どこにでもある一日の話』ではその後の展開を思うと素直に楽しめず…。『バタフライエフェクト・シンドローム』はif世界ですが、同じような未来に進む雰囲気を感じて、勝手に悲しくなった。本編の重さに引きずられた気がするけど良作です。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「恋に至る病」のスピンオフ?的な短編集。
子どもの頃から景は景だったんですね。最終的に景のお母さんでさえも景の手のうちになってしまうのは恐ろしかった。
「病に至る恋」の、(おそらく)偽ブルーモルフォに絡め取られてしまった子の話はあまりにも切なすぎた。流される人はどんどん流されてしまうのだろうな、とあまりにも実感が伴っててゾッとした。止まりたくても止まれない。来世に期待を込めて命を絶つのはもはや宗教だよ。
ふつうのデートをする宮嶺と景はかわいいね、と思ったけどそんなハッピーだけで済むわけもなく。何度も思い出すしあわせな時間であることはたしかなんだろうけど。
景が不登校だったなら宮嶺はいじめられることもなくてふつうに学校生活を送れたんだろうか。結局学校に連れ出してしまったから、道のりは違くとも最終的にたどり着く場所は同じなのかな。救われるためには輪廻の輪を抜けないといけないのかもだけど、それでもふたりはまた出会うために同じ人生を選ぶような気がする。救われない。

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2025年10月05日

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