あらすじ
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録】
孤児のシシィは迷宮都市随一のアルファである公爵子息・ヴィハーンの運命のつがい。
子も授かり幼い弟たち共々公爵家で幸せに暮らしていたが、ある日迷宮で魔物に襲われる男を助けたら、「そなたこそ我が運命のつがい」と求愛されてしまう。
男は魔法大国の皇子だった。シシィを巡り火花を散らす二人のアルファ。折悪しく暴走を起こし迷宮から溢れ出る魔物たち。
発情期のオメガのにおいは魔物を誘う。うなじを噛まれたシシィにヴィハーンは獣人の性を抑えきれず……!
感情タグBEST3
安定の安心感
続編だからといってシリアスになり過ぎてないところが良かったです。今回も前作同様、全体的に安心して読めました。
担当様グッジョブです。
横恋慕してくる他国の皇子が嫌な性格なので、考えるまでもなくシシィ夫婦を応援できたのも良かったです。
それ以外にも意地悪な貴族はもれなく痛い目に遭ったので、読後感も良かったです。
疑問なのが、この世界のオメガバース設定。ツガイがいるオメガは発情期に入っても他の人には影響しないという話でしたが、だったらどうして魔物達は発情しているツガイのいるオメガの匂いに引き寄せられたの??
影響しないなら匂いに惹かれて集まらないのでは?と思うのですが、そういう話でもないんですかね?
何て状態でいるんだ、てランカーも言ってますし…。匂いはわかっても影響しないなら気にすることないと思うのですが??
あとまた続編が出たらチビッ子ちゃん達がもっと幅をきかせそうなので一言。
チビッ子ちゃん達は、他の人視点でそのもふもふ具合やチビッ子具合が書かれているから可愛いと思うのであって、チビッ子ちゃん達視点の話は読んでいても萌えないので、あまりページ数を割かないで欲しいです…。(個人的意見)