あらすじ
転職サラリーマンのV字復活物語!
早期退職勧奨を受けた青葉一成は、ちょうど転職先を決まったこともあり、応じることにした。新たな勤務先のグリップグループは、共同の仕入れなどを行う小規模スーパーが集まった会社だった。しかし、直前に社長の交代が行われて新社長が就任。前社長と対立していた社長は、前社長の方針で入社した青葉を快く思っていなかった。何とか開発課長という肩書で入社できたものの、当分は加盟しているスーパーの副店長で現場を担当することになった。
勤務先の「ひなたストア」は、品ぞろえも悪く、店員の活気もなく、くすんだ建物で客もがらがらだった。しかも、近くには大きなスーパーが2軒あって繁盛していた。前社長派の店長は、新社長が近くの大きなスーパーの店長をしていることから、一成を新社長派だと決めつけて全く心を開いてくれない。
自宅にいる妻と娘と離れてひとり暮らしを始めた一成。スタッフとの交流を通じて少しずつ現場の問題を解決しようとするのだが……。八方塞がりのなか、隣に住む老女が大きなヒントを与えてくれる事になる。
廃業必至の店を、どう復活させるのか!?温かな気持ちになれる物語。
『がんこスーパー』を改題しました。
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Posted by ブクログ
『ひなた弁当』の姉妹編だそうで。
こちらもリストラの憂き目にあった四十代サラリーマンが潰れる寸前のスーパーマーケットと家族関係を立て直すというストーリー。
彼自身、自分は何もやっていない周りが活性化して助けてもらっているというスタンスでいられるのが素晴らしい。
それに、例えば誰かが居なくなっても、ノウハウとスピリットを他の誰かが引き継いでくれるという考え方も目から鱗。
自分が自分が!という社会風潮もある中でこれからの自分を見つめ直すきっかけとしてもこの作者さんの本に出会えたことはありがたいことだと思う。
Posted by ブクログ
『ひなたシリーズ』は軽快に読めてよい、いつも
通りのピンチから一つのきっかけを掴んで成功に
到るパターンは毎回のもの、悪役もあっさり退場
抵抗する上司もコロっといい人になるライトな感
じに終わってあっけなかった