【感想・ネタバレ】能楽ものがたり 稚児桜のレビュー

あらすじ

歴史小説家・澤田瞳子が月刊『なごみ』で2年間にわたって連載した小説『能楽ものがたり』を単行本化。能の名曲を下敷きに創作した8編を収録。
1「やま巡り―《山姥》」/2「小狐の剣―《小鍛冶》」/3「稚児桜―《花月》」/4「鮎―《国栖》/5「猟師とその妻―《善知鳥》」/6「大臣の娘―《雲雀山》」/7「秋の扇―《班女》」/8「照日の鏡―《葵上》」。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元になった能の解説や、さらにその元になった史実や伝説と合わせて読むと面白い。
能の世界って(理解できると)こんなに彩り豊かなのね~と思った…

0
2020年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

能楽を元にした時代小説短編集。

「やま巡り」『山姥』
「小狐の剣」『小鍛冶』
「稚児桜」『花月』
「鮎」『国栖』
「猟師とその妻」『善知鳥』
「大臣の娘」『雲雀山』
「秋の扇」『班女』
「照日の鏡」『葵上』
の8編収録。
元の能楽が示されているので、能を知らない自分も検索してあらすじを見ました。
幽玄的なイメージのある能ですが、本作では人間ドラマとして再構成されています。
登場人物や設定などは元のモチーフに沿っているのですが、解釈が現代的という感じです。
能楽ものがたりは続編シリーズ化もありではないでしょうか。

0
2020年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

能を下敷きにした短編集。

表題作の「稚児桜」はくしくもこないだ読んだ「じんかん」に出てくる”衆道”の話でした。主人公の一人である稚児の花月という名前はどうしても大阪の劇場を連想してしまうのだが、思えば、花月園とか花月嵐とかいろいろなところで使われていて風流なようでちょっと俗っぽい不思議なワードです

0
2020年08月15日

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