あらすじ
【電子版特典マンガ付き】
いわゆるデキる男・木関創也は、極度の世話焼き体質。
同期のものぐさ王子・野間ゆずは、創也にとって好きなだけ世話ができる貴重な存在。
お世話する方もされる方も「幸せ」なのに、思わぬ横槍が入って…!?
人をダメにする世話焼き男×ものぐさ王子クンの究極のわれ鍋とじ蓋ラブ!
電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ2Pを収録☆
■収録内容
・「君はパーフェクト」第1話~第3話…『花恋』(日本文芸社)2017年3月号、2018年3月号、5月号掲載
第4話・第5話…『COMICフルール』掲載作を加筆修正
・「みんなパーフェクト」…描きおろし
・電子版特典描きおろしマンガ2P(紙書籍の応援書店特典と同内容)
極度の世話焼き男子・木関創也は、世話の焼きすぎで相手をボロボロの依存状態にしてしまう特異体質の持ち主。そんな彼の“運命の相手”野間ゆずは、おはようからおやすみまで創也に世話を焼かれまくっても平気な、こちらも度を越したものぐさ体質です。同じ寮での暮らしは2人にとって理想そのものでしたが、ゆずのズボラさが上層部の目に止まってしまって辞職を迫られ、幸せな生活が崩壊の危機にさらされます。
溺愛系世話焼き男子とマイペースなものぐさ男子というと、世話焼きなほうがものぐさなほうに振り回されて面倒を見るという関係性を連想します。しかし、そこは未散ソノオ先生。本作では世話焼き男子・創也が能動的にゆずを構い、そこに幸せを感じているのです。仕事も家事も完璧なスパダリなのに、ゆずに執着し過ぎて残念イケメンと化しているのが推せる〜〜〜。
そして、王子様のような容姿で、創也になされるがままになっているゆずの、子猫の如き姿が可愛すぎて胸が苦しい……。そうやって猫可愛がりされても謙虚さと感謝を忘れないのが、ゆずの「かまわれる才能」。甘やかされているのに自立しているという不思議な存在感が新鮮で魅力的です。
おっとりとした性格の大企業・三代目社長✕税金を搾り取るのが趣味の国税専門官のファビュラスな恋模様を描いた『上質な男とH』(新書館)や、命知らずの冒険家と世界で唯一彼の居場所を突き止められる追跡者(トレーサー)の物語『タイラント』(芳文社)でも、相手に依存しながらも心の芯は一本通った男たちが登場します。完璧ではないけれど、そこが人を惹きつけてやまない未散男子の魅力に翻弄されてしまいます。
感情タグBEST3
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凄く深いお話
病的に世話を焼きたがる癖の人、依存する事なく世話を焼き続けてもらえる人。2人のバランスが絶妙だった〜。病的に世話を焼くと、大概の人は人格がおかしくなって、依存して一人で立てなくなる。ゆずゆずはその点、プロの、世話をされる人!
溺愛にもほどがある?
絵はちょっと脱力系に感じますが創也はイケメンに見えるしゆずはジルベール的な耽美さがあり上手いなと思います。
ストーリーは面白いけどゆずがものぐさ過ぎて若干引いてしまう面が。それを割り切って溺愛系を楽しめる人には良いと思います。
ゆずは感情もほぼ読み取れないので恋愛感情もないのかと心配しましたが、それはありました。少な目ですが。
Posted by ブクログ
pixivから読み、単行本も買いました。
ハイスペック世話焼き×受け身面倒くさがりな、破れ鍋に綴じ蓋CP。
世話焼きが尽くしすぎて人を依存させ壊してしまうタイプの攻めと、世話を焼かれることに対して苦痛や慢心をせずあるがままされるがままな受けというだけでもベッタベタなのに、ここに攻めと同類のより歪んだ男が当て馬に出てきたときは第一印象怖すぎました。
この会社の引き、どうかなってるのか。
そんな男に攻めは抗体を持ってるといえ唯一の姉を紹介するのか、怖い。
と思ってたら姉さん思っていた以上にハートがつよそうでした。ゆずゆずとはまた違った無限スポンジタイプそう……可哀想なのは父と母。
応援店ペーパーは『創也の日常とゆずの感謝』ですかね。