あらすじ
鈴川葵の成長の軌跡、第2弾
グダグダな資料が劇的に変わる!
物語の主人公は、プレゼンがうまくいかずに悩む入社4年目女子の鈴川葵。
社内のグダグダ会議を改革した葵は、あるプロジェクトチームのメンバーに大抜てき。そこで今度は「資料作り」を学び、社内のコミュニケーションを変えていくことになります。
先輩、恋人からアドバイスや、コンサルタントの父が授けた「資料作りの7つのStep」「コミュニケーションの3つの作法」などを実践し、相手に自分の主張を伝える極意を身に付けていく葵。最後には大きなプレゼンテーションの舞台に立つことに--。
本書では、「無駄のない行動を起こさせる意思疎通」や「自分の思いをストレートに伝えるプレゼンテーション」を実現するための上手なコミュニケーションを、資料作りの実践手法を中心にして解説していきます。
主人公の成長をみながら、自然にコミュニケーションの原理・原則を掴んでいただけることと思います。
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Posted by ブクログ
## ■読んだ動機
「世界で一番やさしい XX の教科書」シリーズは他の作品も読んでおり、面白かったので、こちらも手に取った。
## ■感想
「資料の教科書」というタイトルであるが、資料作りの本質は「伝えること」であるということで、伝えることにフォーカスが当たっている本だった。
聞いてくれる相手が誰かを考え、その人の状態を考えて、どんなことを伝えて、どんな状態になってほしいかを考えてから、資料を作り始めましょう、ということで非常に良かった。
しかもそれが資料だけではなく、日常や仕事のコミュニケーションでも、「今からどんなことを話すのか」というキーメッセージを伝えてから、それを補足するようにボディを話すと良い、という話だった。
## ■以下、良かった文章
- 「伝えたいことがあるかないか」。これをキーメッセージという
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- p.39 「キーメッセージを確認するコツは、3つの質問をぶつけてみること」
- Q1. これは「XX」さんに見せる資料ですよね?
- Q2. 結局、この資料で「XX」ってことが伝えたいんですよね?
- この資料では、リンゴが美味しいから食べてみて、ってことが伝えたいんですよね
- Q3. その結果、相手に「XX」と言ってもらえればいいんですよね?
- その結果、「そんなに美味しいの? じゃあ食べてみようかな」と言ってもらえればいいんですよね?
- p.54
- ボディの図はあくまでも、キーメッセージを伝えるための脇役
- p.59
- ボディには、キーメッセージに加えて何があるともっと伝わりやすいか?
- キーメッセージだけだと、どんな疑問を持たれそうか?
- p.68
- 誰でもストレスを感じることがあるだろう。その時に黙って耐えようとする人が多い。
- 一瞬立ち止まって、うまくいく時とそうでない時の差を見つめて、違いをはっきりさせれば良い。
- しかし、ついつい思考をサボって我慢してしまう。
- p.69
- やり方は、良い例と悪い例をいくつもピックアップしてくればいい。
- なぜ良いと感じるか、悪いと感じるかを言葉にしてみる。
- そうやって、本質的な違いはどこにあるのかを考えていけばいい。
- 成長が早い人はみんなこれが上手だ。
- p.87 良い依頼の3つの条件
1. **動作が明確**
- 体の動かし方をイメージできる
2. **期限が明確**
- いつまでにやるかをイメージできる
3. **目的と背景が明確**
- なぜやるのかを自分の言葉で語れる
- 目的を知れると、作業を自分で考える余地が増えて、自分なりのプラスアルファを考えられるようになる
- 目的は、コピーをした後にどう使いたいのかという話
- 背景は、コピーが必要になった経緯
- p.102 お仕事受けスクリプト
1. **目的と背景を確認**
- 「XXのためにこれが必要だという理解で合っていますか?」
2. **動作を確認**
- 「XXして、XXした後、XXするイメージで合っていますか?」
3. **期限と工数の確認**
- 「XXまでにXX時間くらいかけてやるイメージで合っていますか?」
- p.146 コミュニケーションの3つのお作法
1. **発言に見出しをつける**
- 今から何を発言しようとしているのかを一言宣言してから、中身を話す
- 「私の理解が合っているか確認したいのですが……」とか
- 「これは感想なんですけど……」とか
2. **質問にストレートに答える**
3. **最後まではっきり言う**
- p.211 伝わる資料を作る7つのStep
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1. **発散**
- 自分が話したいことを思いつくままに書き出す
2. **主張と要望**
- 言いたいこと + 相手にしてほしいことを一言で表現する
- 主張:「要するにXXです。**だから**」
- 要望:「XXをしてください」
3. **相手の状態**
- コミュニケーションの相手と、その人の状態・状況を明確にする
- 相手は誰?
- 何を期待している?
- 何を知っている?
- 何を知らない?
4. **シナリオ**
- Step1で出した情報をスライドごとに内容を分割し、構成を決める
5. **ラフスクラッチ**
- パワーポイントに落とし込んだ時のラフスクラッチを描く
6. **電子化する**
7. **レビュー**
- p.261 プレゼンターの「べからず」七箇条
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1. **朗読するな**
- 書いてあるものを読むのは入ってこない
- 伝えたいことは自分の言葉で語れ
2. **丁寧すぎるな**
- 杓子定規に丁寧に話すのは、伝わることよりも体裁を気にしている証拠
- 聞き手は体裁よりも、伝わる話を求めています
- だから平易な言葉で語れ
3. **相手を置き去りにするな**
- 相手の理解度を意識しないプレゼンは、独り言と同じ
- だから話し出す前に、相手の状態を気にせよ
4. **自信なさそうに話すな**
- プレゼンターが自信なさそうにしていると、聞き手は不安になる
- だから、嘘でいいから堂々と話せ
5. **小さい声で話すな**
- 大きな声で喋らないと聞き手には聞こえない
- 語尾をはっきり切らないと理解できない
6. **座ったまま話すな**
- 聞き手を迷子にさせないように、自ら前に出て、プロジェクターなどで投影した資料を指しながら説明せよ
7. **ぶっつけ本番はやめろ**
- 一回目のプレゼンは誰でもグダグダになる
- 練習をすると、自分のキーメッセージが固まっていないところも明らかになる
Posted by ブクログ
まずは作り始める前に以下をラフスケッチで考えてみる
●資料を通して何を伝えたいのか。キーメッセージとなるものを書く。
(例)新しい業務フローを作成した。
→変更点を理解してくださいor現場の意見を聞きたいor承認してほしい
●キーメッセージ
・誰に見せるのか
・この資料で何を伝えたいのか
・その結果、どういうリアクションがほしいか
●ボディー
・キーメッセージを伝えるための情報としてなにが必要なのか
→何があると伝わるのか(作業フロー、比較表)
→どういった疑問が持たれそうか?
ここまで考えたら、電子化してみる
●作成手順
①話したいことをとりあえず書く
②言いたいこと+相手にしてほしいことをひと言で表す
(例)〇〇だから××をしてください
→依頼、承認、相談、情報共有、ルール説明など
③相手の状態を考える
(例何を知っていて何を知らなくて、何を疑問に思うのか
④内容を分割して構成を考える
⑤パワポにした時のラフスケッチを書く
⑥スライド作成
⑦再鑑して修正
●資料の修正点
・MUST:直さないと伝わらないもの
・WANT:直した方がより伝わりやすい
・趣味:伝わるがセンスが良い修正
●依頼の方法
・動作が明確
・期限が明確(できたら工数も)
・目的と背景が明確
●コミュニケーションの方法
・発言に見出しをつける
(例)確認、質問、肌感覚を知りたい、賛成/反対、相談、提案、補足、報告、困っている、アドバイスを求めている
・ストレートに答える
(例)進捗が一部未完了です
・最後まで言い切る
(例)考えています、懸念しています、◯◯すべきと思います、どう思いますか、合っていますか