【感想・ネタバレ】こいしりのレビュー

あらすじ

NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」ワールド第2弾!

町名主の跡取り・麻之助は、ついに祝言をあげることに。けれど花嫁を迎えに出ようとしたその時、悪友・清十郎の父が卒中で倒れてしまう。堅物の父・源兵衛から「かつて訳ありだった二人のおなごの境遇を確かめて欲しい」と頼まれた清十郎は仰天し――。

町名主名代ぶりも板につきながら、淡い想いの行方は皆目見当つかぬ麻之助。両国の危ないおニイさんたちも活躍する、江戸情緒溢れる6つの短編集。

解説・細谷正充

※この電子書籍は2009年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いや、まさかチャラ男の噂高い麻之助さんが身を固めてしまうとは!
でも、だんだん、夫婦っぷりが板についてくるじゃありませんか。
第二弾では、様々な男女の心の機微が描かれている・・・かな?
そういう、人様のいろんな事情に触れるたびに、主人公たちもゆっくりと夫婦らしくなっていく感じがします。

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2017年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の、せなかあわせが好きです。麻之助とお寿ずの会話やしぐさが徐々に近づいていく感じにほっこり、きゅんとします。

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2013年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

畠中さんの作品は二冊目。シリーズものの第二弾ですが、今度も面白かったです!
今回も麻之助が大活躍します。

・・・
本シリーズの良さは、何といっても主人公麻之助のギャップ萌え的な魅力なのだと思います。

町名主名代として、奉行所にあげるまではいかないものの、長屋など町民同士では解決できないようなもめごとを裁定する。

16歳のふとしたことから真面目をどこかに落としてしまい、お気楽な若者となった麻之助。盛り場や賭場に知り合いが多く、演劇や賭け事など遊び上手。家にいれば嫁は取りたくないとか、仕事はしたくないとか、小遣い欲しいなど、謂いたい放題。でも、実は人の気持ちにきちんと配慮する気配り上手、義理堅いところがやはりいいのだと思います。

裁定を乞う二つのグループがいたとして、どちらの側もキチンと立て、心にわだかまりが無いように決着をつける、と。

もちろん、このように両者をすっきりさせるために綿密な調査!?を仲間とともにするのですが、このあたりはDetectiveモノの面白味があるのがまたいいですね。

因みに今回麻之助は結婚!します。前作「まんまこと」で偽装結婚じみた流れでしたが、今回とうとう年貢の納め時となりました。まあこれは以降への伏線にも見えますが。

てか、読んでない方には何の話だって感じですが、個人の備忘みたいなものなんでお許しを。端的に言えば面白いってこと!

・・・
ということで、畠中氏の時代小説でした。

解説で細谷正充氏も仰っていましたが、実に場景が目に浮かぶ描写。彼はこれを「幻視者」と表現していましたが、言いえて妙。

私も江戸時代の街並みで麻之助を見ていたかのような思いで読んでいました。

江戸時代が好きな方、ライトな時代小説を試してみたい方にはお勧めできる作品だと思います。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

畠中さんの本は自分では買わないのですが
叔母から頂く本の中に入っているので
私も何気に結構読んでいます( ´艸`)

人のオススメとか貰った本とかって自分では選ばないような本でも、新たな発見があって楽しいですよね
とはいえ、まだまだ時代物の背景の物語は入り込むまでに時間が掛かりますが
読み始めると結構ぐいぐいと引き込まれます
この本はまんまことシリーズでいきなりの2から読み始めてしまいました(←よくある)が全然大丈夫でした。
ドラマにもなって結構話題になったのだとか
知らなかったよ~
連続短編みたいな感じで読みやすく
最後の【せなかあわせ】が麻之助とお寿ずが
これから幸せになりそうで良かったな

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2016年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2012/6/28
このシリーズは普通。
読んでて睡魔に負けることもしばし。
なんかワクワクしないのだよね。

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2012年06月28日

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