あらすじ
顔を新聞紙で包まれ口に印刷用活字を押し込まれた遺体が発見された。被害者の自宅からは謎の暗号文も見つかり、理沙たちは文書捜査を始める。一方の矢代は岩下管理官に殺人班への異動を持ち掛けられ……!?
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Posted by ブクログ
ある印刷会社の倒産が事件の背景にあり、共同経営者の事故死なども書かれているので後々関係してくるのであろうなと想像できる。
第1の被害者を殺害した動機がやや弱い気はする。
古賀係長が文書捜査班に実力を認めてきているのが心強い、文書捜査班のチームワークも良くなってきてるので今後の展開も楽しみである。
ドラマ化もされているが、やはり設定がかなり異なってしまっているので残念でならない。原作通りの人間関係でドラマ化をして欲しかった
Posted by ブクログ
警察モノを読んでいて、上司が理不尽な命令や、隠蔽的な命令をする場合があるが、途端に物語への興味が失せる
本書も設定が理不尽系なので途中の展開は見ていてイラツク部分がある
殺人分析班シリーズはむしろ建前的に良き環境なので作者の中ではバランスがとれているのかもしれない
ついでに言うと、動機からくる事件への流れは両シリーズともムリゲーなケースが多い
問題なのは、ここまで書いて此の作者の作品は結構好きなのだ
人間ってわからんもんだ
本書は暗号を日常で楽しみ自家出版までしてしまう、中小印刷屋(笑)における経済的な苦境からの心理的隘路に陥った男の愚行が、神のイタズラで事件・事故を引き起こしてしまい、時の封印が融けたがために何やら勃発するという事件だ
文書捜査官の心髄は、その文書から真相を引き出す所では無く、判じ物を色々考えているうちに、目の前にある材料を有機的に結び付けて事件の真相にたどり着く力なのだ
文字の判じ物に取り組む事でAI並みのサーフィン思考を身に着けた勝利である(何のことやら)