あらすじ
居心地の良さとほっとする味で、たぬき食堂は地元のファンを増やしていた。夏も近づくある日、青年店主・大地のもとに見合い話が舞い込む。しかし話をよく聞くと、大地ではなく父・昇吾の縁談で……。
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Posted by ブクログ
高橋由太「ほくほく里芋ごはんと父の見合い」、作ってあげたい小江戸ごはんシリーズ№3、2021.1発行。5話とも素晴らしい話が展開しています。早くも次巻が読みたくなりました(^-^)
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目次
・朝曇(あさぐもり)――ゴマかけ里芋ごはん
・片陰(かたかげ)――きみ思う夏のサンドイッチ
・老鶯(ろうおう)――ほくほくの肉じゃが
・秋彼岸――たっぷり茄子の照り焼き丼
・白露(はくろ)――彼女の栗ごはん
ある日大地の父親が、見合いをすると言い出した。世話人がいるわけではなく、自分から相手に申し込んだ見合い。場所は、この店。
明らかに何か企みがあると思われる展開。
案の定、見合い相手の孫娘が、介護施設入所の代わりに見合いをするというのは失礼なので、この話はなかったことにして欲しいという。
大学生の孫とふたり暮らしの祖母が、思い立っていきなり介護施設というのはいささか無理展開。
思わせぶりなこれらの展開も、祖母がきちんと状況を孫に説明すればすむ話。
来春から就職する孫が迎えるであろう大変な日常の迷惑になりたくない、という祖母の気持ちはわかる。
けれどいきなり「介護施設に入所するから」と言われる孫の気持ちは?
世間が孫を見る視線は?
自分のことしか考えないような祖母ではないからこそ、説得力に欠けてしまう。
何より本当の見合いはだまし討ちって、どうなの?
この手の、ほっこりいい話系に時折りみられる、「よい(良い・善い)ことをするためには手段を問わない」というのが好きではない。
多くの宗教的問題がここから発しているのを知らんのか?
自分だけは許されると思っているのか?
安易なストーリー展開ではなく、もっとプロットを練ろうよ、プロなんだから。
続きはまだ出版されていないみたいだけど、多分もう読まないな。
高野豆腐のサンドイッチは今度作ってみたいと思いました。
Posted by ブクログ
お久しぶりのシリーズでした。
穏やかに過ぎていく日常と、ちょっと人生の悲哀。
美味しいご飯の裏に人生の苦さが見え隠れ。
なんだかちょっと『別れ』がキーワードな巻でしたね。ちょっと切なくなりました。
肉じゃが問題は次巻に持ち越しかな。
ちょっと切ないお話だったけど、次回はもうちょっと幸せなお話も出てきそうなので期待。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
たまきちゃん、かわいいなぁ♪
実食でございます!
たまごさまは正義でございます!
この口癖、真似したくなっちゃうなぁ 笑
彼女の純粋さは周りの人を温かい気持ちにしてくれます^^
今回お惣菜やさんのお話、じーんときちゃいました♪