【感想・ネタバレ】悪徳の輪舞曲のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子柴シリーズ4作目!
過去3作と比べ事件自体よりも園田ファミリーの心理描写が多く好きな作品だった。

2.3作品が被害者に対する嫌悪感が強かった為胸糞悪い場面が多々あったが、今作品は被害者(仮)に対して同情も出来る面があり、これまでの作品とは異なると感じた。
被害者(仮)が犯罪の被害者家族であると分かったところから結末は予想通りだったが、それでも面白くて読むの手が早まるだけだった。本当に凄い!

最終局面が御子柴自身を追い詰めるところはシリーズとして一貫しているところで、そこもまた魅力。倫子での締めくくりも鉄板化して来てると思った。

0
2024年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子柴礼司シリーズの虜になっています。
全くブレない冷静沈着な主人公に魅力を感じてますが、今回少し人間らしさが見えました。
ラスト、母の衝撃の告白、親が子を思う気持ちに熱くなりました。
今後も、どんでん返しのこのシリーズが楽しみです。

0
2023年09月02日

ネタバレ 購入済み

おもしろかった

本当にすごいなと思う。ザラザラと心に残るがなんだか少し感動もする。毎度の逆転はさることながら本当に素晴らしい。中山七里先生の頭の中はいったいどうなっているのかのぞいてみたい。次回も楽しみだなと期待してしまう。

0
2022年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目にして未だにこの面白さ保つ?
このシリーズ好きやから1作目以降
毎回期待して読んじゃってるのに
毎回ちゃんと楽しめてるのびっくりする

3作目でも書いたけど
今回御子柴さんの感情がさらに豊かになってて
最後なんてうあああああってなった(語彙力)

何も関係のない第三者からの加害者家族への攻撃はなんの正義でもないと個人的には思う(何を思うのも自由やけど行動を起こすことではない)

産んだ、育てた、血が繋がってたとしても
別の人間であることは確か。
でも環境が影響することも大きいし
当事者でさえ考えが難しいんじゃないんかなと思うけど、こればっかりはなってみやな分からんなと。

再婚相手の男性の復讐方法が何とも言えんかった

0
2024年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子柴礼司シリーズ第4弾

御子柴のもとに妹の梓が30年ぶりに訪れ、年老いた母である郁美の弁護を依頼する。郁美は、再婚した夫を自殺に偽装し殺害した容疑で逮捕されていた。
大事な家族を失った被害者家族の辛さはもちろんだが、加害者家族として生きる事の過酷さもまた辛かった。
「何しろ自分は善人で正義だと信じ切っています。正義が裁かれるはずがないから、安心して罪人を叩く」
「およそこの世は人が口にする正義ほど胡散臭いものはありませんよ」
この言葉が突き刺さる。
法廷での御子柴の弁論は鮮やか。
家族を否定し続けた御子柴にとってラストの郁美の言葉は、、、
今後も楽しみです。

0
2024年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子柴礼司シリーズ④
御子柴の実母の殺人容疑を弁護するお話。

これ、シリーズ通して、御子柴が過去の自分の行為や人生そのものに向き合うお話ななんだね。
家族とは全く音信不通にすごしてきた彼が、母親の事件によって、父の死の真相、妹と母がが過ごしてきた「加害者の家族」という過酷な人生とに向き合うことになる。
弁護を断ってもいい状況にも関わらず(実際、現在の御子柴を大事に思ってくれているであろうジムの洋子さんなんかは断るように勧めているし)引き受ける御子柴。逃げずに向きあおうととしているのは立派だと思いつつも、読んでいて痛々しい。

シリーズ通して、裁判シーンが読みごたえあり、どんな風に弁護していくのかが、真相とその展開もまた見所の一つで、今回も面白かった。
この後、御子柴がどうなっていくのか、気になる。

0
2024年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「この伏線がまだ回収されてないな」と考えながら読んでいても、どのように物語に繋がって行くのか全く予想つかなく、真相が明らかになった時はすっきりしました。
中山七里さんの作品はやっぱり最後の疾走感が凄い好きです

0
2023年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子柴礼司の続編?

論理的で感情など見せない冷徹な弁護士が、殺人容疑で逮捕された母を弁護する話。

最後2転ぐらいして面白かった。
伏線とつながりが絶妙。
温厚なひとの本当の怒りの怖さ、、

0
2024年03月18日

「小説」ランキング