【感想・ネタバレ】わたし、虐待サバイバーのレビュー

あらすじ

「毒親に殺されないで、よかったね」……?ふざけるな!
義父の性的虐待、母のネグレスト、精神病院閉鎖病棟の闇……。トラウマは一生続くだろう。それでも、明るく笑って前に進みたい!
――SNSで話題の著者・羽馬千恵(はばちえ)が、虐待を受けて育った子どもが、大人になっても多くのトラウマや精神疾患を抱え、社会を渡り歩くことがどれほど困難かを赤裸々に綴った衝撃の問題作。親に殺されなければ、なかなかニュースに取り上げられない「虐待事件」。殺されず生き延びた大人の「未来」にもっと目を向けてほしい。

精神科医の和田秀樹氏との特別対談「虐待サバイバーたちよ、この恐ろしく冷たい国で、熱く生きて行こう!」も必読!

【本書の内容】
こうして「虐待」は始まった。
第2章 「離婚」「貧困」「再婚」「虐待」でぐるぐる。
第3章 愛着障害~精神崩壊へのメルトダウン
第4章 大人になってもトラウマは続く!
第5章 母の物語から見える虐待の連鎖
第6章 解離―虐待がもたらした大きな爪痕対談 和田秀樹×羽馬千恵―虐待サバイバーたちよ、この恐ろしく冷たい国で、熱く生きて行こう!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

虐待の被害者の方や精神疾患を患った方(患っている方)の手記や体験談は本当に貴重だと思います。

確かに、著者の羽馬さんもフラッシュバックや解離を起こしながらの執筆だったということもあり、事実がリアルに書かれています。

そのため読んでいて辛くなることもありますが、執筆という作業を通して『過去を整理できている』と羽馬さんが感じているところに少し救いを感じました。

心の傷って一生背負っていくものだと思います。
もちろんみんななんらかの傷があるものだとも思います。
傷の深さや痛みを比べるのではなく、受け入れた上で認め合える、互いに癒せるようなそんな世の中になるといいのにな、と思います。

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2023年05月14日

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