【感想・ネタバレ】出入物吟味人~日暮左近事件帖~のレビュー

あらすじ

出入物吟味人として日暮左近が働く公事宿巴屋に鍛金師の文吉が銀の香炉の代金を払ってもらえないと公事訴訟の依頼に来た。しかし、文吉は何者かに殺害されてしまう。それでも文吉の依頼を完遂せんと動く左近の前に、謎の忍びが現れ、背後には醜い権力者同士の争いが――。左近の無明刀が欲に塗れた悪を斬る! 藤井邦夫の代表シリーズ、五カ月連続刊行第二弾。(『無明暗殺剣 日暮左近事件帖』改題)

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図解が、要る。

水野忠成と楽翁こと松平定信の殺し合いに、蓬莱堂仁左衛門率いる伊賀忍びと羽黒の仏率いる出羽忍び、幻斎率いる秩父忍び(ここに、陽炎、薬師の久蔵、日暮左近、旧名加納大介が、居る)が、絡み合う。関係が、難解で、図解が要る。殺し合いの描写が、リアルで残酷過ぎる。映像として、頭に浮かべたくない。青山久蔵が、言葉だけで出て来て「狐と狸、共倒れになりゃいい」って、そこだけは、スッとした。

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2021年06月25日

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