あらすじ
中原淳氏・本間浩輔氏絶賛!経験学習の第一人者が著した待望のリーダーシップ論。育て上手のマネジャーは、メンバーの強みを引き出し、「経験から学ぶ力」を高めることで、彼らの成長を支援していた。本書では、独自の調査から育て上手のエッセンスを明らかにし、「3つの指導法」と「2つの補完スキル」として詳説する。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
部下を持ったらまず読みたい必読書
経験から学ぶ力を高める人材育成書ではありますが、読んでく中で自分が仕事で成長していくためにどうしたらいいか、までも勉強になりました。
図解・まとめをわかりやすい。
▶︎部下の経験学習(経験から成長し、学ぶ力)を最大限にするポイントは3つ
1.強みを探り、成長ゴールで仕事を意味づける
2.失敗だけでなく成功も振り返らせ、強みに気付かせる
3.中堅社員と連携し、思いを共有する。
というもの。
これを支援するために
・他部門や外部組織との協働
・役割の移行
・新たなポジション創り
により支援をする。
▶︎強みを伸ばす方法は3つ
「深堀型」特定のスキルや能力を徹底的に伸ばす
対人スキルから集団マネジメントへ
「拡張型」強みの軸を増やし、強みの幅を広げる
分析力にコミニュケーション力を加えてチームリーダーへ
「是正型」強みを阻害する弱みを是正する。
メンバーを育てる力から感覚論を是正する。
▶︎経験から学ぶ力を伸ばす指導方法
→高い目標に挑戦させる→業務を振り返る→仕事にやりがいや意義を見つける→高い目標に挑戦させる→
というサイクルを繰り返すこと。
ここで起こる壁は
・「振り返りの壁」振り返る習慣がない
・「教訓の壁」なぜ上手くいったか、次にどうしたらいいか、という教訓を学ばない。
・「応用の壁」次の機会に応用できない
これらを上司は積極的に取り除いてあげることが必要。
Posted by ブクログ
転職し、新しいチームに配属され、部下もできたため教育のために読んだ本。
◎その人の良いところを見つけよう
・人間は短所を克服するよりも、長所を伸ばす方が成長できる!
∟だからこそ、良いところを探して伸ばしてあげよう
・人間のスキルは①顕在スキル②潜在スキルに分かれる
∟②潜在スキルは、眠っている機能・使われていない強み
これを試しに任せてみたり、1on1の雑談の中で見つけていく
∟目に見えない強みを見極め、開花させるための支援
=「can」を増やす・伸ばす
◎相手に期待する
・上司から部下へ高い期待を寄せることで、業績の向上が起こる
∟ピグマリオン効果
◎日々の業務の中ではフェーズに分けて対応
<業務前>
・フィードフォワードで準備、計画への問いかけをする
<業務中>
・GOOD&MOREのFBは1:1
・評価のためにも、見てくれている感を与えるためにも日々部下の記録をする(=観察)
∟エクセルファイルに個別シートをつくる
いつ何をしたのか?
本人、他のリーダーからなど小さなことを記録
➡あの時こんなことをしてくれたね!などエピソードを直接伝えると信頼度もUP
・「GOOD」も必ずしっかり振り返る
∟なぜうまくいったのか?がわかっていないと調子を取り戻せなくなる
∟成功要因を知る、探ることはもっと良くなるために必要!!
「うまく行っている時こそ、もっと上手くやれないか?を考えなければならない byピーター・ドラッガー」
・評価者は自分の強みと弱みを把握しておく必要があり
∟自分の強み≒他社の弱みなので適切な評価ができない危険性があるため
=自分のフィルターだけで世界を見ないようにしよう!
<振り返り(リフレクション)>
・事実確認→共感→評価→事実確認・・・とこのステップでリフレクションをする
・部下とは「並ぶ関係」になり、部下の感情を理解する
そのために、自身の感情コントロールは必須である
・部下の考える力が弱い場合は、「こう考えてみたら?」「ここはどうかな?」と答えを出すギリギリまでヒントを与えて走ってもらう
◎3つの意識で自身も成長する
・「連携」「変革」「育成」この3つの経験が多いほど成長する
・育て上手なマネージャーは、「つなぐ」「わたす」「つくる」ことで成長を促す業務(仕事)を創る