あらすじ
富山(とみやま)は、ある事件がもとで心を閉ざし、大学を休学して海の側の街でコンビニバイトをしながら一人暮らしを始めた。バイトリーダーでネットの「歌い手」の鹿沢(かざわ)、同じラジオ好きの風変りな少女佐古田(さこだ)、ワケありの旧友永川(ながかわ)と交流するうちに、色を失った世界が蘇っていく。実在の深夜ラジオ番組を織り込み、夜の中で彷徨う若者たちの孤独と繋がりを暖かく描いた青春小説の傑作。山本周五郎賞受賞作。(解説・朝井リョウ)
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Posted by ブクログ
最初はなかなかマニアックな内容で展開も少なくて、このままゆるーく進むのかなぁと期待してなかったけど
一見合わなさそうな4人が影響し合う関係性、ネットで傷つきながらネットとかSNSに助けられるってゆー現代ならではのシーン、自分のご機嫌を取れる好きなものがあるってゆー強さ、みたいな描かれ方がすきやったなぁ
Posted by ブクログ
再読。
主人公富山は、アルコ&ピースのオールナイトニッポンのヘビーリスナー。
とある事情で大学を休学して、コンビニで深夜アルバイトをしている。
バイトの先輩の鹿沢、バイト先によく現れる女子高生の佐古田、高校の友人永川は何かと富山を気にかけてくれ、ラジオを共通の話題として仲を深めていくうちに少しずつ富山の心境に変化が生まれていく。
実在した伝説のラジオ番組を軸とした、深夜に「明るい夜」を探して出かける若者たちの交流の話。
私自身、富山たちほどではないし投稿はしないけれど、いくつかのラジオのリスナーなので、実際の放送をイメージしながら読めて楽しかった。
深夜ラジオはリアルタイムではなく日中に聴くことが多いけれど、たまに眠れなかったり落ち込んだりした夜にイヤフォンで聴くと、「色々あるけれど世界はちゃんと回ってるなぁ」と思うことができて安心する。その内容がくだらなければくだらないほどありがたい。
と、話は逸れたけれど、猛烈にラジオが聴きたくなる小説。