【感想・ネタバレ】おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Areのレビュー

あらすじ

追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる。失業中の男に牡丹灯籠を売りつけるセールスレディ、
シングルマザーを助ける子育て幽霊、のどかに暮らす八百屋お七や皿屋敷のお菊……そして、彼女たちをヘッドハントする謎の会
社員・汀。嫉妬や怨念こそが、あなたを救う!? 胸の中のもやもやが成仏する愉快な怪談集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ジャンルは「おばちゃん」という幽霊が出てきて、怪談話だから怖いのかな、と思ったら全然怖くありませんでした。幽霊のエンタメ要素がかなり入ったファンタジーにさせてもらいました。ジャンルをエンタメにカテゴライズしてもよかったです。
 話は、現実の世界で日常生活をする人間に対して「おばちゃん」という幽霊がやってきて何か言ったりアドバイスすると言った内容で、全17話からなる短編集です。幽霊目線、現実で生きている人間目線」という幽霊が出てきて、怪談話だから怖いのかな、と思ったら全然怖くありませんでした。幽霊のエンタメ要素がかなり入ったファンタジーにさせてもらいました。ジャンルをエンタメにカテゴライズしてもよかったです。
 話は、現実の世界で日常生活をする人間に対して「おばちゃん」という幽霊がやってきて何か言ったりアドバイスすると言った内容で、全17話からなる短編集です。群像劇っぽかったですね。
 読みやすくて面白かったです。読んだ後に気づいたのですが、この作品って「世界幻想文学大賞(短編集部門)」を受賞してたことは帯で知り、レイ・ブラッドベリ賞の候補になってたことをこの作品を読んで知りました。こういう本があるよと紹介されて軽く考えていたのですが、レイ・ブラッドベリ賞の候補と知って「これは読まないといかん」って思って読みました。レイ・ブラッドベリは昔から有名なSF作家の一人ですが、この作品が海外で絶賛されていることを知り、あらためてすごいなぁ、と思いました。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ベースになった怪談・物語をうまく生かしつつ、つながりある短編にしているのがすごい。
露子さん米子さんが強烈で印象に残った。

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2024年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

落語や歌舞伎をモチーフにしたお化けの出る短編。
汀と言う社員の会社で所々短編が繋がってるのが面白い。解説:会社は色んなことをしているが、全部「救済」に通じている。
最後のページのモチーフ一覧の落語歌舞伎をいちいち調べながら読んだ。その辺に造詣があればより楽しめそう。

嫉妬深い女を「あなた」、夜の仕事でシングルマザーをする女を笑う人達を「彼ら」と表現してるのが印象的だった。

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2025年06月09日

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