【感想・ネタバレ】アンジュと頭獅王のレビュー

あらすじ

声に出して読みたくなる、圧巻の大冒険!

吉田修一の新境地ともいえる本書は、誰かのために生きる時代を模索する今だからこそ蘇る、二十一世紀版山椒太夫。古典の名作『山椒太夫』をベースに、上古も今も末代も、慈悲の心の尊さとはいかに、を現代に問う問題作だ。
あの安寿と厨子王が千年の時空を超えて繰り広げる、善の執着と悪の執着を描く大冒険は、文字を追うごとに、思わず声に出して読みたくなる圧巻の言葉とリズムにあふれている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うんうん、こんな話と思って読み進めていたら、途中で、ん?何の話?となるのだけど、そこに慣れてくると、楽しめてくる。そして、もう一度古典の山椒大夫を読みたくなる。

聖に背負われて、空間も時間もどんどんと旅をしていくシーンが好き。
朗読で聴きたい。

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2019年12月01日

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