あらすじ
栄転した営業本部で、今度は百二十億円もの巨大損失を出した伊勢島ホテルの立て直しを命じられた半沢直樹。金融庁黒崎による粗探しにも似た“検査”に備えつつ、再建計画を急ぐ中、赤字ホテルへ融資を続けた銀行側に疑念を持ち始める。この伏魔殿の奥で糸を引くのは誰か。「やられたら、十倍返し」の半沢、それがまさかの……!?
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Posted by ブクログ
自分の正義をしっかりと貫ける半沢直樹に勇気をもらえる。
「肝心なことは、その時々に自分が全力を尽くし、納得できるように振るまうことだ。」
「自分なりにこだわりのあった仕事、好きだったはずの仕事は灰色の砂の山に変化し、その砂をいわれるままにコップで掬ってはまた埋める」
何のために仕事をしているのか。
仕事が自分に与えるものは何なのか。
どんな仕事でも責任を持って果たすこと。
自分なりの正義を持つこと。
誠実に働くこと。
そんな大切なことを教えてくれる。
Posted by ブクログ
前作に引き続き面白かった。
1作目は、半沢ヒーロー!って感じで半沢かっこいいの気持ちが100%で終わったんだけど、今回はそうでも無かったかな。半沢もちょっとどうなんってところが目に付いて。
まず、まじで半沢(周りの人もだけど)全然謝らんなって。謝ったら死ぬんか。謝れるだけでこの世界相当上手く生きれるんちゃうの。夏休み無くなって家族旅行いけなくなったのとか、謝っておけよと思う。飲食のバイトとかできなさそう。謝るだけで収まる場面で変ないざこざずっと起こしてそう。
あと、
家族を人質に報告書を隠滅する大和田常務と
娘を人質に岸川を強請る半沢と
結局一緒なんよなって思う。
正義のためなら何やっても良いのなら、正義の定義付けが重要になってくるけど、たぶん正義って立場や状況によって変わってくるんだよね。
って思ってたら、やっぱり今回の半沢を正義と思わない人たちの話が出てきて、半沢が異動になるんだね。よくできた話だ。
Posted by ブクログ
出向した近藤が野田を説得するシーンが熱かったです。
組織で働く以上、ノーと思っていてもイエスと言わねばならない瞬間は多々あります。
それでも、イエスとしか言わないで思考停止で仕事をしても、楽しみは見いだせません。
改めて、仕事を頑張ろうと思えましたし、将来部下を持ったら、建設的な反論は積極的に受け入れようと思います。